雲南コーヒーの第1四半期の輸出額が前年同期比122.1%増―中国
2025年5月15日(木)13時30分 Record China
第1四半期の雲南省からのコーヒーとコーヒー製品の輸出額は前年同期比122%以上増の3億1000万元に達しました。
中国の雲南省はコーヒーの栽培面積が国内最大で、昨年の年間生産量は全国の98%以上を占めています。最新のデータによると、今年第1四半期(1〜3月)の雲南省からのコーヒーとコーヒー製品の輸出額は前年同期比122%以上増の3億1000万元(約6兆3000億円)に達しました。急速な輸出増の背後には、国際市場での需給の変化だけでなく、雲南省がコーヒーの品質向上、製品のグレードアップのために行ってきたさまざまな取り組みがあります。
ここ数日、2025年第1回雲南至宝コーヒー生豆大会および雲南カップ・オブ・エクセレンス(CoE)パイロットコンテストが行われています。雲南省プーアル、臨滄、徳宏などの主要コーヒー生産地のコーヒー栽培者が144銘柄の高級コーヒー豆を携えて、この国際的にトップクラスのコーヒーコンテストに参加しています。
近年、雲南コーヒーは多くの国際コーヒーカップのテストマッチで注目を集めるとともに、省内のコーヒー栽培家の品質の高さに対する考え方も強まっています。
雲南省農業科学院熱帯亜熱帯経済作物研究所の張翠仙副所長は、「国際的に権威あるコンテストというプラットフォームを通じて、『種子からカップ』までの産業チェーン全体のシステムが標準化され、雲南コーヒーが世界と肩を並べることが促されるだろう」との見方を示しました。(提供/CRI)