すでに職員半減の米国家安全保障会議、さらに人員削減へ…トランプ氏好みのトップダウン型組織に

2025年5月15日(木)16時29分 読売新聞

トランプ米大統領=ロイター

 【ワシントン=淵上隆悠】米NBCニュースは14日、米政府が近く国家安全保障会議(NSC)の人員削減に着手すると報じた。官僚の影響力を弱め、トランプ大統領が好むトップダウン型の組織に変える狙いがあるという。複数の関係者の話として伝えた。

 NSCは、外交や安全保障などの政策を政府内で調整し、大統領に助言する役割を持つ。報道によると、トランプ氏は、これを自身の指示に基づいて動く組織に変えたい考えだという。政権発足時に約300人いた職員はすでに半減しているが、今後さらに50〜60人まで減らす可能性がある。

 NSCの組織改変は、今月上旬のマイク・ウォルツ氏の事実上の更迭に伴って国家安全保障担当大統領補佐官を兼任するルビオ国務長官が主導する。キャロライン・レビット大統領報道官は、NBCの取材に対し、「NSCは効率性と調整力を最大化するためにスリム化する」と述べた。

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