正恩氏、海岸観光地区を現地指導

2018年5月26日(土)21時40分 デイリーNKジャパン

北朝鮮の金正恩党委員長が、元山葛麻(ウォンサンカルマ)海岸観光地区の建設場を現地指導した。日時は不明。朝鮮中央通信が26日、伝えた。


同通信によると、金正恩氏を朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の金秀吉(キム・スギル)総政治局長をはじめ、孫哲珠(ソン・チョルス)、金正官(キム・ジョングァン)の各氏が現地で出迎えた。


金正恩氏は、建設場の全景を眺めながら、「わずか数カ月間に本当に多いことをやり遂げた」とたたえ、「奇跡からより大きな奇跡へ限界を知らずに突っ走っているここ元山葛麻海岸観光地区の建設場ではまたもや新たな建設奇跡が生み出されている」と述べた。


また、「工事の日程計画を現実性あるものに立て、全ての重要建設で千年責任、万年保証の原則に基づいて設計と施工基準、建設工法の要求を順守して建築物の質を最上の水準で保障しなければならない」と語った。

さらに、「火線式政治活動と集団的競争運動を力強く展開して建設場の全域が火線宣伝、火線扇動の太鼓の音で騒がしくし、愛国熱、闘争熱、競争熱で沸き返るようにしなければならない」と述べた。


そのうえで、「元山葛麻海岸観光地区をこの世にまたとない朝鮮式の海岸都市に立派に築いて、わが人民が最上の文明を最高の水準で享受するようにしようというのが朝鮮労働党の決心である」とした。


同通信によると、金正恩氏は元山葛麻海岸観光地区の建設を2019年の太陽節(金日成主席の生誕記念日である4月15日)まで完工することを指示した。


現地指導には趙甬元(チョ・ヨンウォン)氏が同行した。

デイリーNKジャパン

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