「一代侠女」チェン・ペイペイが死去、アン・リー監督やミシェル・ヨーが追悼

2024年7月21日(日)13時30分 Record China

武侠映画で演じる「侠女」役でも広く知られる香港の女優チェン・ペイペイが、在住先の米サンフランシスコで死去したことが発表された。

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武侠映画で演じる「侠女」役でも広く知られる香港の女優チェン・ペイペイ(鄭佩佩)が、在住先の米サンフランシスコで死去したことが発表された。



チェン・ペイペイは、過去にはキン・フー(胡金銓)監督の御用達女優として知られ、「大酔侠」(1966年)で演じた「金燕子」役で人気を獲得。武侠映画の颯爽としたヒロインがはまり役として有名で、「一代侠女」と呼ばれる第一人者になった。70年代の結婚と米国移住によって映画界を離れたが、その後はチャウ・シンチー(周星馳)主演の「詩人の大冒険」(93年)などで復活。アン・リー(李安)監督の「グリーン・デスティニー」(2000年)では「碧眼狐」を演じて代表作の1つとなり、リウ・イーフェイ(劉亦菲)がヒロインを演じたディズニー映画「ムーラン」(20年)が最後の出演映画となった。



チェン・ペイペイが所属する芸能事務所・凱芸娯楽(Supreme Art Entertainment)が19日、今月17日(現地時間)にサンフランシスコで死去したことを発表。享年78歳だった。




この訃報を受けて、アン・リー監督は20日、マネージャーを通じてコメントを公開。「自分が若い頃から心の中に生き続けてきた“侠女”が、こんな形で去るとは想像もできない。ペイペイさんと、彼女のいた一つの時代を懐かしく思う」とその死を惜しんだ。また、「グリーン・デスティニー」で「碧眼狐」の弟子「玉嬌龍」を演じたチャン・ツィイー(章子怡)は中国のSNS・微博(ウェイボー)で、「この世に碧眼狐は二人といない」と哀悼のメッセージを投稿した。



同じく「グリーン・デスティニー」でヒロインを演じたミシェル・ヨー(楊紫瓊)はインスタグラム上で、チェン・ペイペイの写真とともに「あなたの優しさと才能を永遠に恋しく思うでしょう」とメッセージを投稿し、その死を悼んだ。(Mathilda)

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