10歳女の子がフルマラソンほぼ完走も「ルール違反」―中国

2024年12月4日(水)22時0分 Record China

中国・江西省上饒市で行われたマラソン大会で10歳の女児がフルマラソン(42.195キロ)を「ほぼ完走」したことが物議を醸している。

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中国・江西省上饒市で行われたマラソン大会で10歳の女の子がフルマラソン(42.195キロ)を「ほぼ完走」したことが物議を醸している。中国メディアの九派新聞が2日付で伝えた。



記事によると、先日開かれた大会には女の子の父親が出場した。女の子には正式な出場資格はなかったが、父親に付き添う形でコースに入り一緒に走っていたという。



その後、父親はレース途中で体力が持たずに走れなくなると、自分のゼッケンを娘に付けて代わりに走らせ、自らは車に乗って娘と並走。途中、大会スタッフが何度か娘を止めようとするも、父親はそのたびに車から降りてそれを阻止した。



娘は結局、まもなくゴールというところまで走ったところでスタッフに強制的にゼッケンを没収された。大会関係者は「父親の成績は無効。すでに中国陸上協会に報告し、処罰が下った。ゼッケンの貸与や譲渡は許されていない」と説明した。



中国のネットユーザーからは「とりあえず、この子すごいな」「大会への参加資格はないけど感動した」「違反だったことはさておき、この子スポーツの才能がものすごいな。しっかり育ててあげてくれ」などの声が上がる一方、「心温まるポジティブなニュースのはずだったが…(資格がなかったとは)」「大会側の判断を支持する。子どもに何かあったらどうする」「こんなに小さければ心臓もまだしっかりしていないだろうに」「子どもの体を第一に考えるべき」といった声も寄せられている。(翻訳・編集/北田)

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