Instagram、日本国内で13~17歳向けの「ティーンアカウント」を導入開始

2025年1月23日(木)19時38分 マイナビニュース


Metaは1月21日、「Instagram」において、13〜17歳向けの「ティーンアカウント」機能の日本国内での導入を開始したと発表した。この機能の対象となるのは国内の13歳から17歳のInstagram利用者。対象年齢の新規登録者には自動的にティーンアカウントが適用され、対象年齢の既存のアカウントも順次自動的にティーンアカウントに移行する。
ティーンアカウントは、10代の利用者が安全に交流や活動を楽しめる環境を提供し、保護者の不安に応えるために開発された機能。2024年9月に米国/イギリス/オーストラリア/カナダで先行導入され、2024年末までにEU地域にも拡大した。
13〜17歳のアカウントにはティーンアカウントが自動で適用され、16歳未満の設定変更には保護者の承認が必要となる。デフォルトのアカウント設定は「非公開アカウント」となり、フォローリクエストを承認しない限り、他者がコンテンツを閲覧したり、やり取りしたりすることはできない。この設定は16歳未満の全ユーザーおよび18歳未満の新規登録者に適用される。
また、ティーンアカウントに設定されたアカウントへのメッセージは、フォロー済みであるか既に繋がっている相手のみ送信できるように制限される。「不適切なコンテンツをコントロール」の最も厳しい設定が自動で適用され、戦闘シーンや美容整形の勧誘など、不適切なコンテンツの表示が制限される。
さらに、ティーンアカウントとなっているアカウントに対してタグ付けやメンションをできるのは、そのティーンアカウントをフォローしているアカウントのみに制限される。また、いじめ対策として「非表示ワード」の最も厳しい設定が自動で適用され、攻撃的なコメントや不適切な投稿がフィルタリングされる。
利用時間については、1日の利用時間が60分を超えるとアプリを閉じるよう通知が送られ、午後10時から午前7時までスリープモードが自動適用される。通知はミュートされ、DMには自動返信が送信される。
16歳未満の利用者が保護設定を緩和するには保護者の承認が必要で、Instagramのペアレンタルコントロール設定を通じてこれを行う。16歳以上でも、保護者が厳しい設定を望む場合はペアレンタルコントロールをオンにすることで適用可能で、年齢に関係なく設定変更には保護者の承認が求められる。保護者が子どものアカウント設定を直接変更できる機能も近日中に導入される予定だ。
ティーンアカウントでは、保護者が子どもの体験に深く関与できる新たなペアレンタルコントロール機能が導入される。保護者は子どものメッセージ内容を読むことはできないが、過去7日間に誰にメッセージを送ったかを確認することが可能となる。保護者は子どもの1日あたりのInstagramの利用時間を設定でき、時間を超えると子どもはアプリにアクセスできなくなる。さらに、ボタン一つで夜間や特定の時間帯にInstagramの利用を制限できる。
なお、年齢偽装への対策として、成人(18歳以上)の生年月日で新規アカウントを作成する際などに年齢認証が強化される。今後、13〜17歳の新規登録者にはティーンアカウントが自動的に適用され、既存の該当利用者には変更内容の通知が送られるとのことだ。

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