「78歳の若手芸人」おばあちゃんを“無視”し……共演者が土下座謝罪へ　“現状の関係性”明かし「プロとして愚か」「私の人生でむちゃくちゃある」

　お笑い芸人のZAZYさんが2月28日更新のポッドキャスト番組「しんいち・ZAZYのホントは喋りたくない！」に出演。22日放送のNHK「ETV特集」で、78歳のピン芸人・おばあちゃんを無視するような場面が放送された件を謝罪しています。
●おばあちゃんを無視して炎上中
　同番組では、72歳でデビューした異色の若手芸人・おばあちゃんを特集。楽屋や舞台上の姿を密着取材する中、若手であるおばあちゃんがコミュニケーションの一環として共演者におせんべいを配って回る中、ムスッとしたような表情のZAZYさんが腕を組んだままでその場を去っていく様子を放送していました。
　また先の場面に加え、おばあちゃんが舞台終わりに楽屋口で共演者にあいさつを交わす中、ZAZYさんが両手に荷物を持ったままで言葉もかけずに立ち去っていく様子もピックアップしていました。
　OAから数日間こうした場面がSNS上で問題視される中、ZAZYさんはこの日の配信で「びっくりするくらい燃えてもうてるねん」と切り出し、「気分を害した方がいるなら申し訳ない。おばあちゃんも無視されて傷ついてるのであれば、本当に申し訳ありません」と土下座で謝罪。
　ポッドキャストの相方を務めるお見送り芸人しんいちさんは、「ZAZY反省してます」とこの土下座姿をX（Twitter）にアップしています。
●非を認めながら釈明
　またZAZYさんは、「ボクとおばあちゃんはほぼ関係性がない」「（仕事で）プリクラ一緒に撮ったくらい。2分3分くらい一緒にいたくらい」と関係性が薄いことを前置きした上で、「楽屋でおばあちゃんがせんべいを配り始めて、みんな『ありがとうありがとう』って、そこに不機嫌そうなボクが来て、逃げていくようにはけた」と当時の状況を説明。
　「おばあちゃんとそんな関係性ないし、ここでせんべいをもらっても、笑顔で『ありがとう！』とかようやらんなと思った」とマス向けのコミュニケーションが取れる関係性を築いていなかったとしつつも、「これはやっぱり、テレビに出るプロの芸人として愚かだった。もっと笑顔でやるべきだった」と反省しています。
　また、おばあちゃんのあいさつを無視したように映ったシーンについては、「全く覚えてない」と正直に告白。
　「考えごとをしてるとき、ちょっと話しかけたくらいじゃ何も振り向かない。よく日常生活でもあるんです」と周囲の声が耳に入らずトラブルになることが多々あるとし、「急に怒られる。『無視すんなよ』とか。これが私の36年生きてきた人生でむちゃくちゃあるんです。たまたまカメラに収められて、それが放送されてしまった」と釈明しています。
　また誹謗（ひぼう）中傷にあえて向き合ったそうで、ネットニュースに寄せられたコメントを全て読んだというZAZYさん。数百件の誹謗中傷に、「ツーッて涙が……。泣けてきて」と涙したことも明かしています。