iPhone基本の「き」 第595回 iOS 17.4で充放電回数が見やすく - iPhone 15シリーズのバッテリー関連機能おさらい

2024年3月16日(土)11時59分 マイナビニュース

iOS 17.4では、iPhone 15シリーズ(iPhone 15/15 Pro/15 Pro Max)で「バッテリーの状態」にバッテリーの充放電回数、製造月および使い始めた月が表示されるようになりました。同じくiPhone 15シリーズの「充電の最適化」もあわせてご紹介します。
○iPhone 15シリーズでバッテリーの状態を詳しく表示
iOS 17.4のアップデートにより、iPhone 15シリーズではバッテリーの充放電回数がわかりやすくなりました。これまでも「設定」→[一般]→[情報]画面に表示されていた情報ですが、[バッテリー]画面に移動したことで、バッテリーの状態を総合的に確認することができるようになりました。
ここでいう「充放電回数」とは、iPhoneを充電器に接続した回数ではなく充電サイクルの回数です。バッテリー容量の100%に相当する電力を消費した状態を「1回」と数えます。1日で50%減るとしたら、2日で「1回」(1サイクル)に相当する計算です。
ちなみに、iPhone 15シリーズのバッテリーは「フル充電サイクルを1,000回繰り返した時に、本来の容量の80%を維持できるように設計」されています。
○充電の最適化でバッテリー寿命を伸ばす
iPhone 15シリーズでもう一つチェックしておきたいのが「充電の最適化」です。iPhone 15シリーズでは通常の「バッテリー充電の最適化」に加え、「上限80%」が選択できるようになっています。
充電の最適化は下記の手順で設定します。
○「バッテリー充電の最適化」とは
iPhoneがフル充電されたままの時間を極力短くして、バッテリーの劣化を軽減する機能です。機械学習機能で充電時間のパターンを学習し、80%までは通常の充電、その後は充電器から外されるタイミングに合わせてゆっくり充電されます。
「バッテリー充電の最適化」は、毎日100%までバッテリーを充電したい方におすすめです。
○「上限80%」とは
充電器に接続し、バッテリー残量が80%になったところで充電を停止しする機能です。75%を下回ると再び充電を開始します。フル充電しないことで、バッテリーの寿命をより長く保つことが期待できます。ただし、充電状態の推測精度を維持するために時々100%まで充電されます。
「上限80%」は、以前ご紹介した「スタンバイ」機能を使う方や、毎日の使用開始時のバッテリー残量が100%でなくても問題ない方におすすめです。

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