カフェにいたら勝手にWi-Fi接続されました!?- いまさら聞けないiPhoneのなぜ

2025年4月17日(木)11時15分 マイナビニュース


Wi-Fiアクセスポイントに接続する操作をしていないのに、気がついたら接続されていた...それは通信キャリアが運営する「管理対象ネットワーク」に自動接続されたと考えられます。
iPhoneにおいて管理対象ネットワークとは、通信キャリアおよびその提携企業が運営する特定のWi-Fiネットワークを意味します。通信規格や速度については、一般的なWi-Fiネットワークとの違いはありませんが、管理方法や接続手順が異なります。
たとえば、ドコモのWi-Fiサービス「d Wi-Fi」は、全国のカフェやコンビニエンスストアなどで展開されていますが、すべてのアクセスポイントが共通のSSID(0001docomo)で統一されています。ドコモ契約のSIM/eSIMがセットされているiPhoneがこのSSIDを検出すると、SIM/eSIMの情報をもとに自動認証が行われるため、ID/パスワードを入力することなく接続が完了します。auの「au Wi-Fi SPOT」やソフトバンクの「ソフトバンクWi-Fiスポット」も、基本的なしくみは同じです。
接続したことがある管理対象ネットワークのWi-Fiアクセスポイントは、「設定」→「Wi-Fi」画面右上の「編集」をタップし、画面最下行までスクロールすると現れる管理対象ネットワーク欄で確認できます。ドコモユーザであれば「0001docomo」、auユーザであれば「au_Wi-Fi2」というSSIDが表示されるはずです。
管理対象ネットワークのWi-Fiアクセスポイントへの自動接続を中止する場合は、管理対象ネットワーク欄に表示されたSSIDの右横にある「i」ボタンをタップし、「自動接続」スイッチをオフにしましょう。これで、管理対象ネットワークのSSIDが検出されても自動的に接続されることはなくなります。
海上忍 うなかみしのぶ IT/AVコラムニスト。UNIX系OSやスマートフォンに関する連載・著作多数。テクニカルな記事を手がける一方、エントリ層向けの柔らかいコラムも好み執筆する。マイナビニュースでは、「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」のほか、前世紀から続く「(新)OS Xハッキング!」などを連載中。執筆以外では、オーディオ特化型Raspberry Pi向けLinuxディストリビューションの開発に情熱を注いでいる。2012年よりAV機器アワード「VGP」審査員。 この著者の記事一覧はこちら

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