SWITCHBOTの最新ロボット掃除機「S10」をチェック! 面倒なメンテを極力省く2大機能がスゴい

2024年5月14日(火)21時19分 マイナビニュース

SWITCHBOTは5月14日、全自動給排水システムと、リアルタイムのモップ洗浄システムを搭載したロボット掃除機「SwitchBot お掃除ロボットS10」(以下、S10)を発表しました。5月15日から、公式サイトやAmazon公式ストア、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダデンキなどの量販店などで取り扱います。
“人の代わりになるロボット”の開発を目指す同社が最新のロボット掃除機で狙ったテーマは「ロボット掃除機の再定義」。S10は一体どこが、いままでのロボット掃除機と違うのでしょうか。発表会で展示されていた実機の写真とあわせて特徴を紹介します。
家庭の水栓と直結、全自動の給排水システムを装備
S10は水拭き機能が付いた円形のロボット掃除機。一見すると何の変哲もないロボット掃除機に見えますが、本体とゴミ収集ステーション、水交換ステーションの「デュアルステーション設計」を採用し、家庭の水栓に水交換ステーションをつなぐことで、全自動の給水・排水を実現したことが最大の特徴です。
付属する水交換ステーションは、水拭きで使った汚水の排水・水拭きに使う上水の給水に特化したステーション。このステーションを水栓につなぐことで、掃除に必要な排水・給水、洗剤の投入が全自動で行え、自分で給水したり汚水を捨てたりする作業が不要になります。
水交換ステーションの設置は、キッチンや洗面台の水栓でも(対応していれば)可能ですが、SWITCHBOTでは洗濯機周りの水栓に設置することを勧めており、設置用アタッチメントも同梱。水栓との接続はユーザー側で行え、必要な時間は(設備の状況により変わりますが)おおむね5分〜10分程度。取り付け方を紹介する動画も公式サイトで公開するとしています。
水交換ステーションは一般的な防水パンと同程度の高さで、横幅は防水パンの2分の1程度とやや大きめ。電源は不要で、ステーションへの給電はS10本体によって行われることも注目のポイントです。なお、水栓に取り付けず、場所を選ばないで置けるタイプの水タンクも別売。ただし水タンクはユーザーによる排水、給水作業が必要となります。
ロール型の水拭きモップを、掃除中に自動で洗浄
もう1つの特徴が清掃力。水拭き対応のロボット掃除機では平たいモップを搭載し、水拭きが終わった後にステーションで洗浄、乾燥するというタイプが一般的ですが、S10ではロール型の水拭きモップを搭載し、モップで拭きとった床の汚れを、掃除中に本体内で自動洗浄する機能を搭載します。“汚れを拭いたモップで水拭きし続ける”という状態を改善しました。
S10の水拭き掃除は、【1】8つの噴射口から清潔な水を噴射し、【2】加圧して床の汚れをモップに吸着。【3】モップを1分間に300回転させ汚れを拭き取り、【4】上水を加えながら搭載したワイパーでモップの汚れ(汚水)を水切りして、【5】汚水を汚水タンクで回収——といったフローを辿ります。
このうち【4】がモップの自動洗浄にあたり(同社はRinseSync[リンスシンク]テクノロジーと呼称)、汚れたモップを人が都度洗いながら掃除をするように、清潔なモップで床を拭き続けられるようになりました。あわせて、「モップを洗浄するためステーションへ戻り、それから拭き掃除を再開する」といった時間のロスも省き、効率的に掃除できる仕組みになっています。
吸引機能も強力。「ハブ」接続でMatterにも対応
水道直結の全自動給水・排水機能と、掃除中のモップ洗浄設計により、S10で「ロボット掃除機の常識を再定義する」と意気込む同社。全く新しい掃除体験を提供するとしています。
加えてS10は、同社のハイエンドロボット掃除機に位置する機種でもあり、同社ブランド史上最も高いという6,500Paの吸引力も備えました。ハウスダストや髪の毛、花粉なども吸い取り、カーペットを検知すると吸引力を自動で最大化します(水拭き時はモップを持ち上げ、カーペットが濡れないようにする機能も搭載)。ゴミや毛が絡みにくい純ゴム製ブラシを採用することで、お手入れもしやすいとしています。
前面にカメラを搭載し、高精度レーダーナビゲーションおよびAIアルゴリズムと組み合わせ、障害物の回避や段差検知、マッピング機能も搭載。家具の下や夜間の清掃など、暗い所は自動でLEDライトを点灯する機能も備えました。
IoT製品を手掛けるSWITCHBOTらしく、ハブ機能やMatterもサポート。同社が2024年7月に販売予定の加湿器「SwitchBot 気化式加湿器Plus」と連動し、S10が上水から汲み取った水をS10経由で加湿器に注水したり、SwitchBot ハブ2またはハブミニ(Matter)につなぎSwitchBotのホームアプリでMatter対応デバイスとして管理したりすることも可能です。
本体サイズは365×365×115mm、重さは約5.5kg。バッテリー容量は4,000mAh。フィルターは水洗い可能で、最大稼働時間は140分、最大清掃面積は120平方メートルとなっています。
本体価格はオープンですが、店頭予想価格は119,820円前後(ゴミ収集ステーション、水交換ステーション、水栓アタッチメント付き)。外付け水タンクをセットにした場合は129,800円前後の見込みです。
SWITCHBOTでは発売を記念し、2024年5月15日0時〜6月3日23時59分までの期間でキャンペーンを実施。内容は価格が15%オフとなるほか、1万円相当の「アクセサリーセット1年分」または「SwitchBot S10用外付け水タンク」のどちらかを無料でプレゼントするというものになっています。

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