ミッドレンジ「Xperia 10 VI」発表 望遠カメラが減るも、2眼で3つの倍率をカバー

2024年5月15日(水)16時10分 ITmedia Mobile

ソニーが発表したばかりのミッドレンジモデル「Xperia 10 VI」。手頃な価格ながら、カメラや音質にこだわる

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 ソニーが5月15日、スマートフォンXperiaのミッドレンジモデル「Xperia 10 VI(マーク6)」を発表した。国内の通信事業者が7月上旬以降に取り扱う。SIMフリーモデルも同時期に発売予定で、市場想定価格は7万円前後(税込み)を見込む。
 Xperia 10シリーズは手頃な価格ながら、写真、動画、音楽などのコンテンツを長時間視聴できる他、細長い本体、ポップな色合いのカラーリングが特徴となっている。新モデルでもこの特徴を継承している。
 ディスプレイはアスペクト比が21:9の6.1型有機ELを搭載している。リフレッシュレートは60Hzとなっている他、DCI-P3相当の高色域に対応する。
 フロント(ユーザー)を向くステレオスピーカーは左右の音量バランスを均等にし、最大音圧が約12%上がり、より迫力のあるサウンドを楽しめるとのこと。低音域(20〜400Hz)が70%以上向上し、高音域(8000〜1万Hz)が40%以上向上したという。
 アウトカメラは先代「Xperia 10 V」の3眼から2眼に減った。構成としては本体上部から順に超広角(16mm/800万画素)、広角(26mm/4800万画素)の2つだ。Xperia 10 Vにあった望遠(54mm/800万画素)カメラはXperia 10 VIでは省かれている。
 倍率は0.6倍、1倍、2倍に対応し、2倍で望遠の機能が働き、有効画素数4800万画素の4画素分を1画素として扱い、1200万画素として切り出すことで、画質劣化を抑えてズームできるという。これはいわゆるピクセルビニングという技術で、ハイエンドモデルの「Xperia 1 VI」にも採用されている。
 バッテリーは5000mAhで、ワイヤレス充電に対応。充電器に長時間接続しているパターンを学習し、充電時間を自動設定する「いたわり充電」機能も利用できる。バッテリー駆動による電池持ちは「2日間」をうたう。
 2日間という表現は、Xperiaユーザーのバッテリー使用プロファイル標準値から、Webサイトの閲覧、動画の視聴、ゲームのプレイ、その他の機能を1日あたり360分利用することを想定したテストで、48時間利用してもバッテリーが残ることを意味する。
 実際のバッテリー残量はユーザーの使用環境や、利用状況によって異なるため、あくまで参考程度にとどめておきたい。
 プロセッサはXperia 10 Vが「Snapdragon 695 5G」だったところ、Xperia 10 VIでは「Snapdragon 6 Gen 1」を採用。このプロセッサは3つのカメラ/イメージセンサーからの情報を同時に処理する「Triple ISP」を備え、撮影した後の仕上がりに大きく貢献する。
 プリインストールOSはAndroid 14で、OSのアップデートは2回までで、セキュリティーの更新は4年間行われる予定だ。
 メインメモリは6GB、内蔵ストレージは128GBを備える。ボディーサイズは68(幅)×155(高さ)×8.3(奥行き)mm、重量は約164g。IP68の防水・防塵(じん)やおサイフケータイをサポートしている。ボディーカラーはBlack、White、Blueの3色を用意する。
【訂正:2024年5月16日11時50分 初出時、メインメモリを8GBとしていましたが、正しくは6GBです。おわびして訂正いたします。】

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