Googleスプレッドシートで表データを素早く書式設定できる「テーブル」機能

2024年5月15日(水)9時32分 マイナビニュース

Googleはこのほど、公式ブログ「Google Workspace Updates: New ways to quickly format and organize data with tables in Google Sheets」において、Google スプレッドシートで「テーブル」と呼ばれる新機能が利用可能になったことをアナウンスした。テーブルを使用すると、選択した範囲のデータに対して、簡単に表形式で見やすい書式設定を適用することができる。選択した列に基づいてグループ化して集計する機能なども備えており、データを素早く整理するのに役立つ。
○範囲選択して「テーブル」に変換
「テーブル」は、スプレッドシートの中で書式設定された見やすい表を作る機能である。1枚の表にまとめたいデータを範囲選択して、[表示形式]メニューからテーブルに変換することで、ヘッダーや各列のデータの種類などを特定して見やすい形式に書式設定してくれる。ヘッダーには自動でフィルターやソートなどが可能なプルダウンメニューが付く。
これまでは自分で枠線や背景を設定して見た目を整え、フィルターを追加するなどしてデータを整理する必要があったが、テーブルを利用すればその作業時間を大幅に短縮できる。
単に書式を整えるだけでなく、数式内でテーブル自体またはテーブルの一部を参照するための「テーブル参照」が利用可能になっている。テーブル参照を使うと、「B2:B10」のような範囲指定の代わりに、「Task_tracker[Priority]」のような記述を使用してデータ範囲を指定でき、数式の可読性が向上するというメリットがある。
○特定の列に基づいてデータをグループ化
テーブルには、指定した列に基づいてデータをグループ化する「group by」と呼ばれる機能も用意されている。これによって、自力で表を作り変えることなく、特定の列に焦点を当ててデータを整理できる。グループごとの集計機能なども備えている。
○5月8日から順次利用可能に
テーブルは、即時リリース方式を選択しているドメインでは、2024年5月8日から5月30日にかけて段階的にロールアウトされる。ただし、機能が公開されるまでに15日以上の時間がかかる可能性がある。
計画的リリース方式を選択しているドメインでは、2024年6月6日から段階的にロールアウトが実施される。機能が公開されるまでに最大15日のタイムラグがあるという。

マイナビニュース

「Google」をもっと詳しく

「Google」のニュース

「Google」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ