ネットワーク進化論 - モバイルとブロードバンドでビジネス変革 第13回 NTTドコモ運営参画の「IGアリーナ」、ミリ波やIOWNを導入したネットワーク環境を追う
2025年5月29日(木)11時0分 マイナビニュース
愛知県名古屋市に新たに設立される多目的アリーナ「IGアリーナ」の運営にはNTTドコモが大きく関わっており、アリーナ内のネットワークにもミリ波やIOWNなど、新しい技術の導入が積極的に進められています。オープン前のアリーナの様子から、その中身を確認してみましょう。→過去の「ネットワーク進化論 - モバイルとブロードバンドでビジネス変革」の回はこちらを参照。
アリーナ運営に注力するNTTドコモ、その狙いは
アリーナ施設の充実が審査基準となる「アリーナ構想」を掲げるBリーグの影響もあって、ここ最近は全国でアリーナの建設ラッシュが起きています。その代表的な存在の1つとなるのが「IGアリーナ」です。
これは愛知県名古屋市に建設された新しい多目的アリーナで、その命名権をイギリスの金融企業、IGグループが取得したことからIGアリーナという名称となっています。そのIGアリーナが通信とどう関係しているのかといいますと、実はIGアリーナを運営する愛知国際アリーナにNTTドコモが参画しているのです。
NTTドコモは2024年に現在の代表取締役社長である前田義晃氏が就任して以降、スタジアムやアリーナの運営やイベントの興行をはじめとしたエンタテインメント関連ビジネスを強化。IGアリーナだけでなく東京の国立競技場の運営会社、そして兵庫県神戸市にある「GLION ARENA KOBE」の運営会社にも参画しています。
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