サムスンのタフネススマホ「Galaxy XCover7」に触れる バッテリー交換できるのがイイ

2024年5月30日(木)8時46分 ITmedia Mobile

タフなボディーの「XCover7」

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 サムスンのスマートフォンの中でも「XCover」シリーズはタフなボディーのモデルです。最新モデルの「XCover7」は2024年1月から海外各国で販売されています。今回はドイツの販売店の店頭で実機を触ってみました。
 XCover7の主なスペックは、プロセッサがMediaTekのDimensity 6100+、ディスプレイは6.6型(1080×2408ピクセル)、バッテリーは4500mAhで交換可能です。カメラは5000万画素1つと割り切った構造。なお防水・防塵(じん)はIP68、MIL-STD-810Hにも対応します。カメラの下には端子が見えますが、恐らくサードパーティー製のアタッチメントを取り付けるとPOS端末などに拡張できると思われます。エンタープライズ用途にも対応するわけです。
 側面にもリブを付けてグリップ感を高めました。写真の左側面にある大きなボタンはXCover Keyでアプリの割り付けなどが可能です。なお、電源キーとボリュームキーは反対側、右側面にあります。
 本体上部にはヘッドフォン端子を備えます。倉庫や工場などで指示を仰ぐためにヘッドフォンを使うケースは多く、確実性のある有線ヘッドフォンを使うユーザーが多いと思われます。
 底面はオーソドックスにSIMスロットとUSB端子のみ。こちらにもピンが見えるのはクレードルを使った充電にも対応するためのようです。
 さて、XCover7は背面パネルを取り外してバッテリーの交換も可能です。現場でバッテリーの消費が多い場合に、本体ごと充電するよりも予備バッテリーに入れ替えた方が作業が中断しません。また前述したサードパーティー製の周辺機器を、内部の端子を使って電気的にも接続することが可能になります。
 欧州ではEUが、2027年までに域内で販売するスマートフォンのバッテリー交換を容易にすることを義務付けますが、XCoverシリーズは既に対応しているわけです。バッテリー交換機能だけでも日本でも需要はあるでしょうから、Xcoverシリーズもぜひ日本で出してほしいものです。
 ところで、冒頭の写真はフランクフルトのドイツテレコムの店舗で撮影しました。同社のコーポレートカラーであるマゼンダ色の壁紙に大きく価格が表示されており、それ以外の画面を出すことができません。家電量販店に行っても同じように値段表示画面から動かせないものがあり、この展示は最近のドイツで流行なのかもしれません。店舗側としては端末のトラブル防止になるものの、購入者側としてはカメラなどを試したいのですけどね。

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