iPhone基本の「き」 第633回 伝言をその場で文字起こしする「ライブ留守番電話」 - iOS 18の新機能

iOS 18では、日本語版でも「ライブ留守番電話」機能が使えるようになりました。これは、電話に出られない時に相手からの留守番電話をリアルタイムで文字起こしする機能です。携帯電話会社のオプション契約なしで使用できます。
○ライブ留守番電話の使い方
iPhoneに着信があった場合に留守番電話で応答し、録音とともにリアルタイムで文字起こしをしてくれるのが「ライブ留守番電話」機能です。
iOSの標準機能なので、契約している携帯電話会社に関係なく使用できます。オプション契約の必要はなく、料金は発生しません（海外では着信料がかかります。後述）。精度も比較的高く、伝言メモとして十分に実用的です。
留守番電話の録音中でも通話に出ることができます。知らない相手からの電話には、文字起こしの内容を見てから出れば、詐欺対策や営業電話避けに役立ちます。
また、［メッセージを送信］をタップすると、「あとでかけ直します」など簡単なメッセージを送ることが可能です。これはSMSで送信されます。発信元がiPhoneの場合は「メッセージ」アプリに届き、固定電話などSMSを受信できない場合は、「送信できませんでした」という通知が自分に返ってきます。
○メッセージの内容を確認する方法
留守番電話が終了すると、ロック画面に通知が表示されます。録音した音声と文字起こしは、「電話」アプリの「留守番電話」タブに保存されています。
○ライブ留守番電話をオフにする方法
ライブ留守番電話は、通常はオンのままで問題ありませんが、海外旅行に行く際はオフにしたほうがよいでしょう。ライブ留守番電話はiPhoneが着信に応答している形になるので、海外通話の“着信料”（通話を受ける側が支払う国際転送料）がかかってしまうからです。
オフにするには次の手順で操作します。
笠井美史乃 かさいよしの アプリ、サービス、マーケティングなど、IT・ビジネス分野で取材・執筆・編集を行う。マイナビニュースでは2013年開始の連載「iPhone 基本の『き』」をはじめ、iPhone・iPad・Apple WatchなどAppleデバイスのハウツーやレビューを担当。雑誌「Web Designing」「Mac Fan」、その他企業オウンドメディアなどで執筆中。 この著者の記事一覧はこちら