網走で流氷接岸初日を観測 昨年より7日遅く
本日10日、網走地方気象台で流氷接岸初日を観測しました。平年より6日遅く、昨年よりも7日遅い観測となりました。
流氷接岸初日
網走地方気象台では、本日10日8時40分、平年より6日遅く、昨年よりも7日遅い流氷接岸初日を観測しました。流氷接岸初日とは、流氷が接岸、または定着氷と接着して沿岸水路がなくなり、船舶の航行ができなくなった最初の日のことをいいます。
網走では今月2日に平年より11日遅い流氷初日を観測していました。流氷初日とは、視界外の海域から漂流してきた流氷が視界内の海面で初めて見られた日のことをいいます。
海氷情報などで用いる用語は、一般ではなじみのない言葉も多くあるかと思います。例えば流氷接岸初日の説明にある「定着氷」は、海岸に接して定着している氷。定着氷はその場の海水が凍結するか、流氷が海岸に固着して形成される、という意味になります。その他もさまざまあるため、調べてみても面白いかもしれません。
流氷のこれから
画像は2月7日時点での北海道からサハリン方面にかけての密接度の図になります。サハリンは広く海氷に覆われており、北海道もオホーツク海側を広く海氷が覆っている状況になっています。
北海道付近は、12日に低気圧が通過した後は北よりの風が吹きやすい状態が続く見込みです。15日頃は強い冬型の気圧配置となり、北風が強まる見込みです。このため、網走方面は接岸状態が続き、特に15日前後は流氷の動きが激しくなる恐れがあります。
流氷で覆われた後は、相対的に暖かい海面に氷がふたをするような形となり、オホーツク海側で気温が低くなる傾向にあります。本格的な流氷観光シーズンとなりますが、その際には万全な寒さ対策が必要です。
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