磁気嵐はすでに弱まる傾向に―中国人専門家
Record China2024年3月26日(火)16時20分
24日に始まった磁気嵐について、中国気象局国家衛星気象センターの専門家は「26日から徐々に弱まる」との分析を示しました。写真は根河市で25日に観測されたオーロラ。
24日に始まった磁気嵐について、中国気象局国家衛星気象センターの専門家は「25日未明がピークだった。磁気嵐は26日から徐々に弱まる。低軌道衛星や通信への影響はあるが、影響の強さも範囲もごくわずかだ」との分析を示しました。
昨年に続き今年も太陽活動が比較的活発な年であることから、今後も多くのオーロラ愛好家がオーロラ現象を観測できるとされています。
磁気嵐とは、太陽表面の活動が活発になって多く発生した高エネルギー粒子のために、地球全体で地磁気が通常の状態から逸脱して乱れる状態を指します。一般的に低軌道衛星の高度を低下させるほか、電力システムに影響を及ぼすこともあります。また、磁気嵐の発生による電気と磁気の乱れが通信ナビゲーションシステムに影響を与える恐れもあります。ただし、最近では防御技術の向上により十分な対策がなされているため、影響は非常にわずかです。
大きな磁気嵐が発生する場合にはオーロラも多く発生し、低緯度地域の多くでもオーロラを見られるようになります。特に磁気嵐が多く発生した昨年は、中国の新疆ウイグル自治区、黒竜江省、さらに内蒙古自治区の一部地域でオーロラが観測されました。(提供/CRI)
Copyright 24 Record China. All Rights Reserved.
「磁気」をもっと詳しく
「磁気」のニュース
-
太陽フレアによる磁気嵐で「低緯度オーロラ」が出現 生中継を実施中5月11日21時0分
-
太陽フレア、磁気嵐観測 北海道や石川でオーロラか5月11日19時15分
-
太陽フレアによる巨大磁気嵐を観測中 低緯度オーロラが見える可能性も5月11日13時30分
-
大規模な「太陽フレア」が頻発 磁気乱れ、衛星やGPS障害懸念5月10日19時47分
-
東武鉄道、「磁気乗車券」を全廃へ ただし「紙の切符がなくなるわけではない」5月9日19時20分
-
東大、交換バイアスによる次世代MRAM用反強磁性体の磁気秩序の制御に成功5月2日18時5分
-
北大など、リュウグウ試料の表面に初期太陽系の新たな磁気記録媒体を発見5月2日17時18分
-
「【カチッと1秒着脱】マグネットで瞬間着脱できる5WAYな「マルチペット用リード」がMakuakeにて先行販売を開始しました!4月19日11時16分
-
広西チワン族自治区巴馬長寿村の百魔洞、100歳長寿の秘密は強力な地磁気?—中国4月10日18時50分
-
グラファイトを用いた電源不要の磁気浮遊するプラットフォーム、OISTが開発4月9日19時14分