広西チワン族自治区巴馬長寿村の百魔洞、100歳長寿の秘密は強力な地磁気?―中国

2024年4月10日(水)18時50分 Record China

少数民族が多く住む広西チワン族自治区河池市の巴馬は「世界一の長寿の郷」として知られています。

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中国の南部に位置する広西チワン族自治区。チワン族やヤオ族、毛南族などの少数民族が多く住む河池市の巴馬は、「世界一の長寿の郷」として知られています。現在、100歳を超える高齢者は79人。最高齢の盧什美さんは119歳。いまや巴馬は中国全土だけでなくマレーシアなどからも健康を求める観光客や長期滞在者が数多く訪れる養生の聖地となっています。



その中でも病を抱えた人々の目的地となっているのが「百魔洞」。カルスト地形が作り出した広大な空間をもつ鍾乳洞です。ライトアップされた鍾乳洞を奥へ進むと、多くの人が休憩している「高地磁体験区」というエリアがあります。ここの地磁気は0.58ガウスと非常に高く、万病に効果があると言われています。



本当に効果が出るのか、どんな人がどんな過ごし方をしているのか?百魔洞に来ていた観光客にお話を伺いました。



「定年退職後に巴馬に来てもう18年間になる。ここは素晴らしいところだよ。水質も空気も良く、マイナスイオンも豊富で、すごく暮らしやすい。ここに来てから脳梗塞も高血圧もよくなった。胃腸の悪さや便秘も改善した。百歳を目指してこれからもここに滞在したい」[河南省から来た82歳の曹さん夫婦]



「空気が良いのはいうまでもない。気候も含めて、すべてが快適。少なくとも1カ月は滞在する予定です」!<1370920>[山東省から来た66歳の劉さん]



「長年、皮膚のかゆみと湿疹に悩まされ続けていた。ここにいるとかゆみが軽くなる。毎日、この百魔洞の洞窟に6〜7時間いる。巴馬に来てから半月になるが、3カ月はいるつもりだよ」



百魔洞の入場券は1日85元(約1785円)、1カ月のフリーパスは1000元(約21000円)。旅行サイトによると近隣の高級リゾートは1泊13000円からとかなりのコスパ。1泊2000円以下のリーズナブルなホテルもたくさんあり、期間と予算に応じ、さまざまな滞在プランが組めそうです。



昨年、巴馬県には850万9600人の観光客が訪れました。美容と健康、そして100歳長寿を求めて、これからも巴馬養生ツアーの人気は高まっていきそうです。(提供/CRI)

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