フォーミュラE:マクラーレンが『Gen3』導入のシーズン9に参戦か。エントリーのオプション契約を締結
マクラーレン・レーシングとABB FIAフォーミュラE世界選手権は1月11日、フォーミュラEの新型シャシー『Gen3』が2022/2023年“シーズン9”で導入される際、マクラーレンがフォーミュラEへ参戦できるオプション契約を結んだと発表した。
正式にマクラーレンとしてフォーミュラE参戦が決定したわけではないが、このオプション契約により、マクラーレンは2022/23年シーズンにエントリーできる最大12チームのうちの1チームとして選手権に参戦が可能となる。
現在、マクラーレン・アプライドがフォーミュラEの第2世代バッテリーサプライヤーとして4年間の契約を結んでいるため、マクラーレンとしてのフォーミュラE参戦は実現できていない。
しかし、マクラーレンはそのバッテリーサプライヤー契約が2021/22年シーズンで終了すること、そして、その翌年である2022/23年“シーズン9”から導入が予定されているフォーミュラEの新型シャシー『Gen3』に関心を示し、チームは参加を検討するに至ったという。
この決定に、マクラーレンの最高経営責任者を務めるザック・ブラウンは、「我々はしばらくのあいだ、フォーミュラEを注意深く観察し、シリーズの進歩と今後の方向性を監視してきた」と語った。
「そして、第2世代末にFIAとのマクラーレン・アプライド・サプライヤー契約が完了することもあり、フォーミュラEが将来の競争プラットフォームとしてマクラーレンにとって正しいかどうかを判断するのに必要な時間を得ることができた」
また、フォーミュラEの創設者兼会長であるアレハンドロ・アガグも「マクラーレンが第3世代からフォーミュラEグリッドに参加するオプションを確保したことは、我々のスポーツの継続的な影響力を証明するものだ」とコメント。
「モータースポーツ界でもっとも有名な選手たちがすでにフォーミュラEに参戦しているなか、マクラーレンがフォーミュラEに参戦する可能性を検討し始めたことに私たちは感激している」
マクラーレン・レーシングは2021年、シリーズに参入する可能性をさまざまな基準に照らし合わせて評価し続けたうえで、2022/23年からの参戦可否を決定するという。
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