フェルナンド・アロンソ、マクラーレンとの契約関係を正式に解消
フェルナンド・アロンソはもはやマクラーレンのブランドアンバサダーではない。マクラーレンは、2度のF1世界チャンピオンであるアロンソと2020年は公式な契約関係を更新しないことを発表した。
アロンソは2015年からマクラーレンで4シーズンを過ごし、2018年シーズン末にF1から離れたものの、2019年はマクラーレンとの契約関係を継続していた。
ブランドアンバサダーとしてアロンソはいくつかのレースでマクラーレンに帯同し、バーレーンで行われたインシーズンテストにおけるピレリ開発セッションでは、マクラーレンMCL34のテスト走行も行っている。
38歳のアロンソは、2019年のインディ500にもマクラーレンから参戦したが、世界最高峰のイベントで予選落ちを喫し、彼の努力はチームのずさんな準備と、予選での喜劇のようなミスの連続によって台無しにされた。
マクラーレン・レーシングCEOを務めるザク・ブラウンは、当初アロンソをドライバーに据えて3度目のアロウ・マクラーレン・レーシングSPのエントリーを望んでいた。
しかしアロンソは、2020年5月に開催されるインディ500の3度目の参戦に関しては、これまでの経験を重く見て、マクラーレンの新たなインディカーチームには加わらないことにしたようだ。
32回のグランプリ優勝経験者であり、2回のル・マン24時間の勝者であるアロンソは、2020年の『絶対的な優先事項』と見なしているインディのためには、当然ながら自由に参加チームを選択できる。
2017年にアロンソのインディアナポリス初参戦のマネージメントを担ったアンドレッティ・オートスポーツが、最も可能性の高い落ち着き先と見られている。
しかしチーム代表のマイケル・アンドレッティは1月初め、アロンソの参加には資金調達が前提条件であることを認めている。
「我々もそれが実現することを望んでいる。あとはいかに資金を調達できるかを考え出すだけなのだ」とアンドレッティは語った。
「スポンサーは見つかると思う。しかし、イチかバチか彼と契約したあとで資金調達をしたいと思うだろうか?彼と仕事をするのは非常に楽しいので、是非実現させたい」
アロンソは競争力のある走りでF1に復帰する可能性は低そうだが、彼は可能性を探っていると公言しており、インディ挑戦後に自身の将来を判断する予定だと述べている。
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