Team KAGAYAMAが新体制を発表。2019年MotoGP日本GPにワイルドカード参戦した長谷川聖が加入
全日本ロードレース選手権の最高峰JSB1000クラスに参戦する加賀山就臣のホームタウンである横浜でTeam KAGAYAMAが1月25日にSeason in Party 2020を開催。会場では新体制を明らかにした。
2019年はヨシムラに電撃移籍した加賀山だったが、2020年シーズンは自身のチームに戻りJSB1000クラスにフルエントリーすることを発表した。
「2019年シーズンはヨシムラさんでJSB1000クラスを戦い、マシン開発を進めてきました。2020年シーズンは、自身のチームに戻り再びブルーのマシンで走ることになりました」とチーム代表兼エースライダーの加賀山。また同時に新たなライダーも発表。2019年のJ-GP3チャンピオンで、MotoGP日本GPにワイルドカード参戦した長谷川聖がチームに加入することになった。参戦クラスはST1000クラスとなる。
「若いライダーをST1000クラスに走らせたいと思っていたところ、ちょうどJ-GP3クラスチャンピオンとなった19歳の長谷川選手と出会い、本人も1000ccに乗りたいという希望があり、話し合い起用を決めました。2020年シーズンは2台体制で2クラスにエントリーします」
そして、パーティー会場で新たに加入する長谷川を呼び寄せると、プロ野球の入団会見さながらに、Team KAGAYAMAブルーのシャツにそでを通すと2020年シーズンより始まるST1000クラスへの参戦を公表した。
「普通は600ccを走ってから1000ccにステップするのかもしれませんが、僕はちょうどST1000クラスが始まることもあり1000ccに乗りたい気持ちが強かったです」と長谷川。
「加賀山さんには、早くから話を聞いていただき、チームの一員として起用してもらえたので、期待に応えられるように精一杯頑張ります。初めてのことばかりですが、加賀山さんにいろいろ教えてもらいながら自分自身を高めていきたいと思っています」
若手育成、そしてチームの後継ライダーを育てたい加賀山にとって19歳の長谷川は、またとない逸材。初めての1000ccをどう乗りこなすか注目したいところだ。
マシンは、もちろんスズキGSX-R1000となり、加賀山はブリヂストン、長谷川はワンメイクのダンロップを履く。鈴鹿8時間耐久ロードレースにも参戦予定となっており、まずは、全日本ロードの開幕戦鈴鹿2&4レースでトライアウト突破はもちろん、久しぶりの優勝を目指す。
浦本修充と2020年にTeam KAGAYAMAで走った津田拓也もパーティーに出席。浦本はTeam KAGAYAMAを卒業し、スペインのJEG Racingと直接契約し、引き続きスペインスーパーバイク選手権(ESBK)とFIM世界耐久選手権(EWC)に参戦することを発表した。
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