アジアカップ決勝の対戦カードが決定! 初優勝を狙うヨルダン、2連覇を目指すカタールが激突
サッカーキング2024年2月8日(木)6時0分
両国の10番、アル・ターマリ(左)とアフィフ(右)は準決勝でも抜群の存在感を放った [写真]=Getty Images
AFCアジアカップカタール2023・準決勝の2試合が現地時間6日と7日に行われ、今大会のファイナルで激突する2チームが決定した。
1日目では、初のベスト4入りを果たしたヨルダン代表と、2大会ぶりに準決勝へ辿り着いた韓国代表が対戦。試合はスコアレスで折り返した後半、ピッチ中央でバックパスを奪ったMFムサ・アル・ターマリがスルーパスを送ると、ボックス右へ走り込んだFWヤザン・アル・ナイマトがループシュートを沈め、53分にヨルダン代表が先手を取る。66分には自陣から持ち運んだアル・ターマリが、ペナルティエリア手前の位置から左足で狙い澄ました一撃を決め、リードを2点に広げた。試合はこのままタイムアップ。ヨルダン代表が2-0で韓国代表を下した。
2日目では、日本代表を破って2大会連続のベスト4に入ったイラン代表と、大会2連覇を狙う開催国のカタール代表が激突。試合は立ち上がりの4分、FWサルダル・アズムンが見事なバイシクルシュートを叩き込み、イラン代表が先制する。だが、17分にDFジャッセム・ガベル・アブドゥルサラームの放ったシュートがディフレクションしてゴールに吸い込まれ、カタール代表が試合を振り出しに戻すと、43分にはボックス左からMFアクラム・アフィフが見事な一撃を沈め、逆転に成功。後半の立ち上がりにはMFアリレザ・ジャハンバフシュのPK成功でイラン代表が同点に追い付いたが、カタール代表は終盤の82分、ボックス内でフリーでボールを受けたFWアルモエズ・アリが右足でゴールネットを揺らし、土壇場で勝ち越し。その後も両チームチャンスを作ったが、このままタイムアップを迎え、カタール代表が3-2でイラン代表に勝利した。
この結果、今大会の決勝はヨルダン代表とカタール代表の対戦に決定した。
今大会のヨルダン代表は、グループステージ第1節でマレーシア代表に4-0と大勝するも、続く第2節では韓国代表との一戦を2-2のドローで終え、第3節ではバーレーン代表に0-1で敗れた。最終節でグループEの3位に転落したものの、各グループの3位チームの中では成績がトップとなり、2大会連続のグループステージ突破が決定。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)では日本代表を抑えてグループDを首位通過したイラク代表を、後半アディショナルタイムの劇的な2得点により3-2で下す。準々決勝では大会初出場で快進撃を続けていたタジキスタン代表を1-0で破ると、グループE第2節以来の“再戦”となった準決勝では、前述の通り韓国代表に完勝。史上初のアジア制覇まで、あと1勝となった。
一方、2022年のFIFAワールドカップに続いて開催国となったカタール代表は、グループAに入った。第1節でレバノン代表を3-0、第2節でタジキスタン代表を1-0、第3節で中国代表を1-0で破り、3戦全勝かつ無失点と安定感のある戦いを披露。ラウンド16ではパレスチナ代表に2-1と逆転勝利を飾ると、準々決勝のウズベキスタン代表戦はPK戦までもつれ込む死闘となったが、GKマシャアル・バルシャムが3本のシュートを止める大活躍を見せ、3-2でPK戦を制す。前述の通り、準決勝はイラン代表との撃ち合いを制する形となり、2大会連続のファイナル進出。大会連覇へ王手をかけた。
なお、ヨルダン代表が初優勝を果たした場合、史上10カ国目のアジア王者が生まれることとなる。2015年大会のオーストラリア代表、前回大会のカタール代表と、現在は2大会連続で優勝経験のない国がアジアカップを制しており、ヨルダン代表も王者の仲間入りを果たすことができるか。
対するカタール代表が決勝で勝利した場合は、史上5カ国目のアジアカップ連覇達成チームとして大会史に名を刻む。これまでには、1956年大会と60年大会の韓国代表から始まり、68年、72年、76年のイラン代表、84年、88年のサウジアラビア代表、そして2000年、2004年の日本代表が連覇を成し遂げていた。開催国として、現王者として、5大会ぶりの偉業達成となるだろうか。
カタールの『ルサイル・スタジアム』にてトロフィーを掲げるのはどちらのチームになるだろうか。試合は日本時間で2月10日の24:00(11日の0:00)にキックオフ。『DAZN』にて独占LIVE配信が予定されている。
【ゴール動画】準決勝2試合で生まれた全7得点!
1日目では、初のベスト4入りを果たしたヨルダン代表と、2大会ぶりに準決勝へ辿り着いた韓国代表が対戦。試合はスコアレスで折り返した後半、ピッチ中央でバックパスを奪ったMFムサ・アル・ターマリがスルーパスを送ると、ボックス右へ走り込んだFWヤザン・アル・ナイマトがループシュートを沈め、53分にヨルダン代表が先手を取る。66分には自陣から持ち運んだアル・ターマリが、ペナルティエリア手前の位置から左足で狙い澄ました一撃を決め、リードを2点に広げた。試合はこのままタイムアップ。ヨルダン代表が2-0で韓国代表を下した。
2日目では、日本代表を破って2大会連続のベスト4に入ったイラン代表と、大会2連覇を狙う開催国のカタール代表が激突。試合は立ち上がりの4分、FWサルダル・アズムンが見事なバイシクルシュートを叩き込み、イラン代表が先制する。だが、17分にDFジャッセム・ガベル・アブドゥルサラームの放ったシュートがディフレクションしてゴールに吸い込まれ、カタール代表が試合を振り出しに戻すと、43分にはボックス左からMFアクラム・アフィフが見事な一撃を沈め、逆転に成功。後半の立ち上がりにはMFアリレザ・ジャハンバフシュのPK成功でイラン代表が同点に追い付いたが、カタール代表は終盤の82分、ボックス内でフリーでボールを受けたFWアルモエズ・アリが右足でゴールネットを揺らし、土壇場で勝ち越し。その後も両チームチャンスを作ったが、このままタイムアップを迎え、カタール代表が3-2でイラン代表に勝利した。
この結果、今大会の決勝はヨルダン代表とカタール代表の対戦に決定した。
今大会のヨルダン代表は、グループステージ第1節でマレーシア代表に4-0と大勝するも、続く第2節では韓国代表との一戦を2-2のドローで終え、第3節ではバーレーン代表に0-1で敗れた。最終節でグループEの3位に転落したものの、各グループの3位チームの中では成績がトップとなり、2大会連続のグループステージ突破が決定。決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)では日本代表を抑えてグループDを首位通過したイラク代表を、後半アディショナルタイムの劇的な2得点により3-2で下す。準々決勝では大会初出場で快進撃を続けていたタジキスタン代表を1-0で破ると、グループE第2節以来の“再戦”となった準決勝では、前述の通り韓国代表に完勝。史上初のアジア制覇まで、あと1勝となった。
一方、2022年のFIFAワールドカップに続いて開催国となったカタール代表は、グループAに入った。第1節でレバノン代表を3-0、第2節でタジキスタン代表を1-0、第3節で中国代表を1-0で破り、3戦全勝かつ無失点と安定感のある戦いを披露。ラウンド16ではパレスチナ代表に2-1と逆転勝利を飾ると、準々決勝のウズベキスタン代表戦はPK戦までもつれ込む死闘となったが、GKマシャアル・バルシャムが3本のシュートを止める大活躍を見せ、3-2でPK戦を制す。前述の通り、準決勝はイラン代表との撃ち合いを制する形となり、2大会連続のファイナル進出。大会連覇へ王手をかけた。
なお、ヨルダン代表が初優勝を果たした場合、史上10カ国目のアジア王者が生まれることとなる。2015年大会のオーストラリア代表、前回大会のカタール代表と、現在は2大会連続で優勝経験のない国がアジアカップを制しており、ヨルダン代表も王者の仲間入りを果たすことができるか。
対するカタール代表が決勝で勝利した場合は、史上5カ国目のアジアカップ連覇達成チームとして大会史に名を刻む。これまでには、1956年大会と60年大会の韓国代表から始まり、68年、72年、76年のイラン代表、84年、88年のサウジアラビア代表、そして2000年、2004年の日本代表が連覇を成し遂げていた。開催国として、現王者として、5大会ぶりの偉業達成となるだろうか。
カタールの『ルサイル・スタジアム』にてトロフィーを掲げるのはどちらのチームになるだろうか。試合は日本時間で2月10日の24:00(11日の0:00)にキックオフ。『DAZN』にて独占LIVE配信が予定されている。
【ゴール動画】準決勝2試合で生まれた全7得点!
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