「今年は打撃が変わってきた」巨人・正捕手争いに異変あり 指揮官が感じたベテラン小林の「変化」とは
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ベテランが着々とアピールを続けている。
初の対外試合となった22日のWBCキューバ代表との練習試合(那覇)に「7番・捕手」として先発出場した小林誠司(33)は2回一死一塁で迎えた第1打席、キューバ代表・ロドリゲスの落ちる変化球をしぶとくひろい、三遊間を抜ける左前打をマーク。これで実戦3試合連続安打。守っても新外国人のグリフィン(27)、ビーディ(29)らを好リード、7投手の継投による完封リレーをアシストした。
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昨年は60試合に出場し、打率148に終わった。2年連続1割以下(20年・056、21年・093)に終わった数字よりは上がったものの、打席に立つセ・リーグ捕手の数字としては依然物足りない。この点でいえば、数年来の課題となっている小林の打撃に浮上の兆しが見えているのはチームにとっても朗報だろう。
そんな小林に対しては首脳陣の見る目も変化してきているという。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務め、現在は野球解説者の高木豊氏は自身のユーチューブチャンネルを22日に更新。
現在沖縄で行われている巨人キャンプリポートを行う中で、この日のキューバ戦の内容、小林の今春のキャンプの取り組みについても言及した。キャンプ取材では原監督と言葉を交わす機会もあったとし、指揮官は小林について「小林もバッティングが変わってきた。積極的に打てるようになってきたし、飛ぶようになった」と評価していたという。
変化の要因については「(バットを)振り込んでいることもあるし、(これまでは)打ったら凡打だったらなど、初球から手を出してはいけない、などの迷いがあったのではないか。最初からいきなさいと(首脳陣から)背中を押されて」積極的に打席で対応できているのが大きいと分析していたという。
実際に原監督は12日に行われた紅白戦で適時二塁打を放った小林について「小林のバッティングは5年ぶりぐらいに良い」と認めるコメントを発していた。
一方、チームには昨年115試合に出場、打率・266という数字を残した「打てる捕手」、大城卓三(30)の存在もある。現在はWBCメンバーにも選ばれ、得難い体験を経て、さらに一回り成長してチームに戻ってくることが予想される。
チームにはほかにも岸田行倫(26)、山瀬慎之助(21)など正捕手の座を狙う選手も多い。
ここ数年は正捕手争いがクローズアップされてきた巨人。リード、強肩には定評のある小林が課題の打撃で打てるようになれば、チーム力の底上げにつながるのは間違いない。今でも小林が打席でヒットを放つと、これ以上ないぐらいにチームは盛り上がる。誰もが応援したくなる男の巻返しに期待したい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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