広島・坂倉 1軍復帰へ「気負いすぎず、やれることをやる」右手中指骨折から2カ月...腫れ残るも「大丈夫」

2025年4月29日(火)5時45分 スポーツニッポン

 広島・坂倉将吾捕手(26)が29日の巨人戦(東京ドーム)で1軍復帰する。春季キャンプ中に右手中指を骨折して手術。慎重に復帰への調整を進めてきたが、準備万端で整った。また、左太腿裏の肉離れでリハビリを続けているドラフト1位・佐々木泰内野手(22)が、5月2日からのウエスタン・リーグ阪神3連戦(由宇)で実戦復帰する予定であることが、28日までに分かった。

 坂倉の今季がようやく幕を開ける。新井監督が「(1軍に)合流するよ。全然問題ないし、準備OKですということなので」と明言。打てる捕手は1軍復帰を前に、静かに闘志を燃やした。

 「気負いすぎず、まずは自分がやれることを試合の中で遂行できるようにやっていくだけ。(1軍の)映像とかも見ていましたけど、投手がどんな感じで投げているのか、まだ分からないところもある。選手としっかり話して、いい感じで入っていきたい」

 春季キャンプ最終日の2月26日にイレギュラーしたノックの打球を右手中指に受け、「右手中指末節骨骨折」と診断された。3月4日に患部の手術を受け、開幕には間に合わず。当初、復帰まで2カ月程度を要するとみられていたが、順調に回復し、今月22日のウエスタン・リーグ、くふうハヤテ戦で実戦復帰を果たした。計5試合のうち3試合で先発マスクをかぶり、13打数3安打の打率・231、2打点。26日の同オリックス戦では3回の守備で、強肩を発動して一走・茶野の二盗を阻止した。実戦勘を取り戻し、攻守両面で不安材料を取り除いた。

 「腫れているけど痛くはない。(26日に盗塁を)刺したし、大丈夫です」

 患部にはまだ腫れが残っており、100%とはいかないが、プレーする上で支障はない。「上り調子できている」と試合を重ねるごとに状態を上げており、万全であることを強調した。

 「チームが、いい位置にいるのは確かだが、シーズンを戦っている上で、ここから疲れも出てくる。そこをみんなでどうカバーしていくか。そこの一つのピースとして、いい数字が残ってくればいいなと思う」

 チームは25日からのDeNA3連戦で、今季初の3連敗を喫した。首位・阪神と1・5ゲーム差の2位とはいえ、流れは決して良くはない。指揮官が「サク(坂倉)は中心選手なので、楽しみにしている」と語ったように、坂倉には救世主としての期待もかかる。(長谷川 凡記)

スポーツニッポン

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