【F1テスト新車情報:マクラーレン】ようやく全貌が明らかに。特徴的なホーンウイングやルーバーを持つMCL60
2月23日、バーレーン・インターナショナル・サーキットでF1の2023年シーズンのプレシーズンテストが始まった。2月上旬から行われた新車発表では、いくつかのチームがカラーリングを発表するのみにとどまっていたが、このテストでようやく全チームの実車が出揃った。今回はマクラーレンの新車『MCL60』を特集する。
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プレシーズンテストが始まる2日前の2月21日(火)にバーレーン・インターナショナル・サーキットでフィルミングデーを利用してシェイクダウンを行ったマクラーレン。シェイクダウンの模様をチームは動画で紹介したものの、マシンのディテールがわからない工夫が施されていた。
ノーズは昨年同様ショートノーズだが、昨年は下段から2枚目のフラップの先端にノーズの先端が届いていなかったのに対して、今年は2枚目のフラップの先端まで伸ばしてきた。また最下段のメインフラップの中央の湾曲部分が昨年より左右にすこしだけ伸び、より大きな湾曲面となっている。
フロントサスペンションはプルロッド方式。F1界ではレッドブルとマクラーレンの2チームだけだ。
サイドポンツーンの下面が深く絞り込まれ、後方へ行くにつれて下がっていくダウンウォッシュ型もまたレッドブルと同じ。
インダクションポッドの入口両側につけられたホーンウイングはマクラーレンの特徴的な空力アイテムだ。エンジンカウル脇のやや大きめの2枚ルーバーも独特のデザインだ。
リヤサスペンションはフロントとは逆にプッシュロッド方式。これもまたレッドブルと同じ方式。ただし、レッドブルが後端を大きく絞り込んでいるのに対して、マクラーレンはレッドブルほど絞り込みが大きくない。
リヤウイングとリヤのクラッシャブルストラクチャーを接続するビームウイング。ディフューザー効果を高めるようにデザインされているのがわかる。空力的なデザインは決して的を外していないだけに、あとは車体側の信頼性さえ守られれば、コンスタントにポイント争いをしてくるに違いない。
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