ブランパンGT:マクラーレンからアストンマーティンへ。元ワークス格のガレージ59がマシン変更
マクラーレンのワークス格チームとして知られるガレージ59は2月25日、2019年のブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップにアストンマーティン・バンテージGT3を投入してフル参戦すると発表した。
1995年のル・マン24時間を制したマクラーレンF1 GTRのゼッケンナンバーをチーム名に冠したガレージ59はイギリス、イースト・ミッドランズに拠点を構えるレーシングチームだ。
チームは2016年に設立されると、同年のブランパンGTシリーズにシェーン・バン・ギスバーゲン、ロブ・ベル、コム・レドガーというワークスドライバー陣を擁しマクラーレン650S GT3で参戦。デビューイヤーながら見事エンデュランスカップのシリーズタイトルを獲得してみせた。
ガレージ59はその後もマクラーレンを代表するチームとして同シリーズへの参戦を続け、2018年も2台のマクラーレン650S GT3を投入して全戦に出場していた。
そんなチームは2019年シーズンから体制をガラリと変え、同じイギリスのメーカーであるアストンマーティン陣営の一角としてブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップに挑む。
今季も2台体制を継続するチームはプロクラスとアマクラスに1台ずつ、スーパーGT GT300クラスにも登場することが決定している新型アストンマーティン・バンテージGT3を投入する予定だ。また、IGTCインターコンチネンタルGTチャレンジのいくつかのラウンドにも4.0リッターV8ターボエンジンを搭載したニューモデルを1台を投じるという。
「新型バンテージGT3は素晴らしいクルマだと思う。とても強力な基本性能を持つハイエンドカーのGTマシンだから、これから迎える新シーズンに期待しているんだ」と語るのはチーム代表のアンドリュー・カーカルディ。
「今後明らかにされるであろう新しいスポンサーと一緒に、アストンマーティン・レーシングと協力しながら(シリーズを)戦っていくのが楽しみだよ」
「チームのブランドを変更をすることもなかなか興味深く楽しいプロセスだった。現時点で見せられるのは新しいロゴだけだが、すぐに新しいマシンカラーリングを紹介する準備が整うはずだ」
アストンマーティンでは初めてにして唯一となるル・マン24時間総合優勝を飾った1959年にも通ずる“ラッキーナンバー”を冠したガレージ59は、2月26日から2日間の予定で新型バンテージGT3のシェイクダウンテストを実施するという。
フランス、ポール・リカールで行われるこのテストには昨シーズン、ガレージ59からスパ24時間に出場したアンドリュー・ワトソンのほか、共同オーナーのクリス・グッドウィン、アストンマーティンワークスドライバーのジャナサン・アダムが参加するが、正式なドライバーラインアップは後日発表される予定だ。
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