F1バーレーンテストがスタート。ガスリー最速、ペレスが最多周回走行。メルセデスはラジカルなアップグレードを導入
バーレーン・インターナショナル・サーキットでの2022年F1開幕前最後のテストが、3月10日にスタートした。初日は10チーム15人のドライバーが走行した。
今回ピレリは6種類のスリックタイヤ(C1からC5とC2のプロトタイプタイヤ。C1が最もハード)、インターミディエイトおよびウエットタイヤを持ち込んでいる。
ハースは、飛行機の故障の影響で貨物の到着が遅れ、午後からの参加となった。ニキータ・マゼピンの後任に決まったケビン・マグヌッセンはすでにチームに合流、11日に走行する予定だ。
マクラーレンは、走行予定のダニエル・リカルドが体調不良のため欠席、ランド・ノリスが一日を通してステアリングを握った。
今回のテストで、ハースはタイトルパートナーであるロシア企業ウラルカリとの契約終了に伴い、マシンに新カラーリングを施して走行。アルファロメオは、バルセロナテスト終了後に発表した正式カラーリングを、合同テストでは初めて導入した。
一日のなかで赤旗は2回。午後のセッション序盤にランス・ストロールのアストンマーティンからエアロレイクが脱落。セッション終了まで残り10分のところで、バーチャル・セーフティカーのテスト中、セルジオ・ペレス(レッドブル)がスピンし、グラベルに飛び出し、スタックした。この際の赤旗で午後のセッションはそのまま終了となった。
今回のテストでは各チームが大量のアップグレードを導入。特にメルセデスが持ち込んだ極端にスリムなサイドポッドのデザインは、大きな注目を集めた。
タイムについては、午前セッションにはシャルル・ルクレール(フェラーリ)が1分34秒531(C3タイヤ)で最速、午後のセッションの終盤にピエール・ガスリー(アルファタウリ)がタイムを更新し、1分33秒902(C5タイヤ)で全体のトップに立った。
周回数で最多だったのはペレスの138周で、チーム別周回数でもトップだった。
トラブルで走行時間を失っていたのはマクラーレンで、午前中からブレーキ冷却の問題に取り組んでいた。アルピーヌは、フェルナンド・アロンソが走行した午後セッションに「小さな問題」が発生、アロンソは全ドライバー中、最も少ない24周の走行にとどまった。しかしセッション中に問題を解決できたという。ウイリアムズは、午後にステアリングの問題に見舞われたが、アレクサンダー・アルボンは104周を走りこんでいる。
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