ボッタス「進むべき方向は定まっている」周冠宇「弱点は分かっている」:キック・ザウバー F1第11戦決勝
2024年F1第11戦オーストリアGPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのバルテリ・ボッタスは16位、周冠宇は17位でレースを終えた。
■バルテリ・ボッタス(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=16位(70周/71周)
18番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ハード
結局のところ、僕らにとってこの週末のベストセッションは、日曜のレースだったと思う。僕がいたあたりではあまり大きな出来事はなかったが、ペースに関して言えば、スプリントの時よりも少し良かったように感じたし、実際に主な競争相手にわずかながらも近づくことができた。
タイヤをウインドウ内に維持するという面でも、レースの方がうまく行っていた。この温度条件では、いずれにしてもかなりオーバーヒートしやすかったのは確かだけどね。シルバーストンに向けて、まだもう少し調子を上げていく必要がある。もちろん、僕らは短期的な対策だけを追っているわけではないが、それでもギャップを広げられずにすんでいるのは良いことだ。進むべき方向は定まっていると思う。
必要なのは、新しいパーツを導入して前へ進むことだ。他のチームがそうして着実に進歩しているのを見てきたからね。シルバーストンについては、また違うタイプのコースレイアウトだから、僕らにもチャンスは訪れるはずだと思っている。そうしたチャンスを生かすために、まず自分たちの持てる力を最大限に発揮することが重要になるだろう。
■周冠宇(ステークF1チーム・キック・ザウバー)
決勝=17位(70周/71周)
ピットレーン/タイヤ:ハード→ミディアム→ハード
僕らにとってトリッキーな週末は、僕にとっては比較的平穏なレースで終わった。方向性の違うセットアップ変更をいくつか行ったため、今日のレースはピットレーンからのスタートを強いられた。残念ながら、そこからポジションを上げていけるほどのペースはなかったし、昨日よりはうまくマネージメントができたとはいえ、まだ競争相手と比べると早い段階でタイヤのオーバーヒートに見舞われた。
自分たちの弱点は分かっているから、チームとして、つまりトラックサイドだけでなくヒンウィルのファクトリーでも努力を続けて、予選のスピードとレースペースの両方を改善する必要がある。
次はいよいよトリプルヘッダーの最後のレースになる。来週末のことを考えると休んでいる暇はない。コースの性格が違うと、パフォーマンスも変化するというのはよくあることだから、シルバーストンでは以前のようにポイント争いに近いところまで行けるといいと思っている。
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