F1第14戦イタリアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)
2019年F1第14戦イタリアGP予選で予選6番手〜10番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■アルファロメオ・レーシング
キミ・ライコネン 予選=10番手
マシンの挙動はかなり良かったから、自分のミスの代償を支払うことになって残念に思っている。マシンが大きなダメージを負ったので、明日どこからスタートするかはまだ分からない。でも天候が助けになるかもしれないし、複雑なコンディションになれば、いい結果を得られる可能性もある。レースのなかで順位を上げていくためベストを尽くすよ。
■スポーツペサ・レーシングポイントF1チーム
ランス・ストロール 予選=9番手
久しぶりにQ3に戻ってこられてうれしいよ。でも最終的にタイムを記録できなかったことは残念だ。誰もがラインを超えるまでの時間を甘く見積もっていて、貪欲にトウ(スリップストリーム)を探っていた。それで結局、誰も得られなかったんだ! (カルロス・)サインツには脱帽だよ。彼は正しいタイミングで判断したんだ。
ここ(モンツァ)にはいくつか良い思い出がある。こういう高速コースでF1マシンのハンドルを握れるというのは素晴らしいことだね。マシンが最高の状態で動いていることが、リアルに感じられるんだ。
明日は複雑なコンディションになって、レースが面白い展開になるといいな。チームのためにポイントを獲得したい。
■アストンマーティン・レッドブル・レーシング
アレクサンダー・アルボン 予選=8番手
このマシンを速く走らせるために何が必要なのかを学んでいる最中だが、それでもQ3最後のランまではいい感触を持てていた。
グリッド4番手か5番手あたりをかけて戦っていたけれど、赤旗が出て、Q3最初のラップは台無しになった。2回目のアタックではいいタイムを出すことを最優先事項にしていたが、(最初のランで)すでにタイムを出したドライバーたちには、(アウトラップを)低速で走る余裕があったようだ。全員、コースに出るのが遅すぎた。誰もがスリップストリームを得ようとして、先頭を走るのを避けており、それが遅れにつながった。
今のF1マシンはドラッグが大きく、トウを得れば、0.2秒か0.3秒は稼げる。そうすれば予選順位を上げることができるんだ。
(Q3のアウトラップで)前のマシンをかわそうとしたが無理だった。遅いペースで走っていたので、タイヤの温度を保つために、ストレートで皆がウィービングしていた。そのためにオーバーテイクすることができなかった。
ターン4の時点で、間に合わせるのは難しいと気付いた。全員が時間切れになりつつあることに気付いて、突然ペースを上げて、全開で走り始めたよ。
(タイムをまだ記録していなかったのだから)2回目のランでこれほどのリスクを冒すべきではなかったと思うが、トップ5をかけて戦っている状況だった。予選でいいポジションを確保できれば、決勝がかなり楽になったと思うと残念だ。でも昨日(のプラクティスでは)いいペースで走れていたから、チャンスは十分あるよ。
■マクラーレンF1チーム
カルロス・サインツJr. 予選=7番手
全員にとって波乱に富んだ予選だった。最後の走行はおかしなことになっていて、見慣れた予選ではなかったね。何にしても僕はマシンから最大限の力を引き出せたと思っているし、チームとしてはとても手堅い予選が走れたと思う。だから今日のパフォーマンスには、全体的に満足すべきだろう。
7番手はいいスタート位置だし、レースでポイントをかけて戦えるチャンスは十分ある。天候が大きな役割を占めるかもしれないから、いろいろなシナリオを想定して準備しておくよ。
■ルノーF1チーム
ニコ・ヒュルケンベルグ 予選=6番手
結果には満足しているけれど、もう少し上に行ける可能性もあった。Q2ではターン1でロックしてリズムを失ってしまったんだ。それで自分自身をリセットしなければならなかった。
最後は少しばかり過激な状況だったけれど、ここではトウが大きな影響を及ぼす。コンマ数秒に値するもので、コーナーで埋め合わせができるようなものではない。だから僕らは終盤に賭けに出たんだ。マシンが集団になって走っているのは変な状況だったね。
今日は明らかにペースがよかった。日曜日にはそれをポイントにつなげる必要がある。
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