アルトゥールがオフ返上でU-21チームに帯同…信頼回復へ、フィットネス向上図る

サッカーキング2022年9月30日(金)11時49分

今季リヴァプールに加入したアルトゥール [写真]=Getty Images

 リヴァプールに所属するブラジル代表MFアルトゥールは、国際マッチウィークに与えられたオフを返上し、同クラブのU-21チームに帯同していたようだ。29日、イギリス紙『デイリー・メール』が報じている。

 今夏ユヴェントスからリヴァプールに期限付き移籍で加入したアルトゥール。中盤の即戦力としての活躍が期待されていた26歳だが、世界最高レベルの強度が求められるリヴァプールの中盤ではフィットネス不足と判断され、ここまでのプレーはチャンピオンズリーグのナポリ戦での途中出場のみにとどまっている。

 これまではブラジル代表にも継続的に招集されていたアルトゥールだが、FIFAワールドカップカタール2022を目前にした9月の国際マッチウィークではメンバー外に。理想とは程遠いシーズンとなっているなか、自身はこの期間を利用し、クラブから認められたオフを返上して同クラブのU-21チームに帯同していたようだ。

 リヴァプールのU-21チームを率いるバリー・ルータス監督は、そのアルトゥールの姿勢を高く評価。17日のレスターU-21戦、20日のロッチデール戦に先発出場し、その後もトップチーム経験のない若手と練習をともにしたブラジル代表について、このように語っている。

「彼は1週間のオフを取ることもできた。だが、彼はそれを欲しがらなかったんだ」

「彼はコンディションを上げたかったんだ。それは彼のプロフェッショナリズムのレベルを示しているし、彼がいてくれて本当によかったよ」

 リヴァプールは10月1日、ホームでブライトンとの対戦を控えている。オフ返上でコンディション向上を図ったアルトゥールは、ユルゲン・クロップ監督の信頼を勝ち取って出場機会を得ることとなるのだろうか。

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