DTM:Rモータースポーツが2019年からアストンマーチンでの参戦を正式表明
スイスのレーシングチームであるRモータースポーツとDTMドイツツーリングカー選手権は10月11日、2019年からRモータースポーツが、アストンマーチン・バンテージをベースとしたマシンで参戦すると発表した。DTMは18年限りでメルセデスAMGが撤退することが決まっていたが、これで3メーカーによる争いが保たれることになった。
11日、Rモータースポーツは自チームのTwitter上で、そしてDTMはホームページ上で、これまで噂に上がっていたアストンマーチンのDTM参戦を正式に発表した。RモータースポーツはスイスのAFレーシングをベースに生まれたレーシングチームで、今季はブランパンGTシリーズにアストンで参戦。アストンマーチン・ラゴンダ社とは密接な関係にある。
来季に向けRモータースポーツは、ライセンスサポートをアストンマーチンから、そしてメルセデスAMGを走らせていたドイツのHWA AGと協力関係を結び、バンテージのDTMマシンを走らせる。現在AFレーシングとHWAでマシンを開発中で、19年の可能な限り早い段階で参戦を開始する。ただし現段階では参戦台数とドライバーは明らかにされていない。
「アストンマーチンのような高級スポーツカーブランドが我々のシリーズに参戦を決めたのは歴史的なことだ」とDTMを運営するITR e.Vのゲルハルト・ベルガー代表はコメントした。
「ITRと、スーパーGTを運営するGTAの国際的な協力、そしてアストンマーチンのDTM参戦への決定は、さらなるメーカーに効果をもたらすだろうと確信している」
また、参戦を決めたRモータースポーツ共同代表のフロリアン・カーメルガー博士は「アストンマーチンとともに、国際的なトップカテゴリーに参加することができて喜んでいる」とコメントした。
「プレミアムメーカーと競合していくことは、我々のブランドの大きな課題だ。シリーズの新しい技術規則と国際的な方向性が、我々の決定に大きな役割を果たした」
この決定に対しては、アウディを率いるディーター・ガス、BMWのイェンス・マルカルトもコメントを発表し、「DTMへようこそ! アストンマーチン」と好意的に受け止めている。
アストンマーチンのワークス参戦という形ではないが、これで結果的にDTMには3つのブランドのマシンが戦うことになり、これでスーパーGT GT500クラスとの“クラス1”は6ブランドが保たれることになりそうだ。2019年はDTMとGT500の交流戦も検討されており、早ければ19年にはアストンマーチン・バンテージDTMが日本でも観られるかもしれない。
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