横浜F・マリノス就任合意報道のホランド氏、その経歴と過去の”衝突”とは?
2016年から2024年までイングランド代表を率いていたガレス・サウスゲート監督のアシスタントを務めていたスティーブ・ホランド氏が、J1リーグの横浜F・マリノスの次期監督に就任することで合意したことが、11月20日にUKのメディアで新たに報道された。
ホランド氏は、イングランド代表での8年間にわたり、サウスゲート元監督のもとでアシスタントを務め、UEFA欧州選手権で2度(2021、2024)の決勝進出、FIFAワールドカップ準決勝進出(2022)に貢献した実績を持つ。さらにプレミアリーグのチェルシーでは、ジョゼ・モウリーニョ監督(現フェネルバフチェ)やアントニオ・コンテ監督(現ナポリ)など、名だたる監督陣の下でアシスタントコーチとしてチームを支えた。その豊富な経験と戦術的知識から、コーチングのスペシャリストとして高く評価されている。
一方で、2022年W杯中には、当時イングランド代表のメンバーだったDFベン・ホワイト(アーセナル)と練習中のやり取りが原因で衝突があったとされた。このトラブルを機にホワイトは代表キャンプを離脱し、それ以降代表への招集には応じていない。この出来事は報道を通じて話題を呼んだが、ホランド氏の評価を損なうものではなかったようだ。
横浜FMでの挑戦は、ホランド氏にとってキャリアの新たなステージとなる。唯一の監督経験は、2007年から2008年のクルー・アレクサンドラ(イングランド4部)時代に限られるが、トップレベルで培った経験をもとに、自身の手腕を試す絶好の機会となるだろう。
マンチェスター・シティを中心に、複数のサッカークラブを所有・運営する世界的なフットボール企業グループ「シティ・フットボール・グループ」が一部の株式を保有し、その経営に関与している横浜FM。7月にハリー・キューウェル前監督を解任後暫定体制が続いていたが、ホランド氏の就任をきっかけにイングランドスタイルが導入され、チームにどのような変革がもたらされるのか。高い注目を集めそうだ。
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