横浜M 監督解任から一夜明け...選手の反応「重く受け止めないと」「雰囲気も変わった」「良い方向に」
2025年4月19日(土)21時9分 スポーツニッポン
J1で降格圏の18位に沈んでいる横浜F・マリノスは19日、スティーブ・ホーランド氏(54)の監督解任発表から一夜明け、神奈川県横須賀市のクラブ施設で全体練習を行い、冒頭15分間を報道陣に公開した。
選手たちは練習後に取材対応。FWアンデルソン・ロペスは「われわれ選手はまた攻撃的なサッカーができることを期待している」と話した。
昨季のハリー・キューウェル氏に続くシーズン途中の指揮官交代劇。MF天野純は「監督だけで片付けられる問題ではない。同じことが2年連続で起こっているのでクラブとしても考えないといけないし、選手は個々の質が足りないことを自覚しないといけない」と語り、主将のMF喜田拓也は「普通にあってはいけないし、クラブとして重く受け止めないといけない。選手も同じく、大きな責任を感じないといけない」と厳しい表情で話した。
前日18日からパトリック・キスノーボ・ヘッドコーチ(HC、44)が暫定的に指揮を執っている。ロペスが「まだ短期間だが練習の強度は変わった」と言えば、天野も「昨日の練習から雰囲気も変わったし、より強度の高い練習ができている。今日の戦術練習も(キスノーボHCが)声を出して引っ張ってくれたのでやり方がクリアになった。良い方向に進むと思う」と実感。FW植中朝日は「キスノーボHC(が暫定的に指揮すること)になってまた競争がある。自分としても新たな勝負が始まる」と覚悟を示した。
チームはキスノーボHCの指揮の下、20日の浦和戦(埼玉スタジアム)を経て、アジア・チャンピオンズ・リーグ・エリート(ACLE)準々決勝アルナスル(サウジアラビア)戦(26日)に向けてサウジアラビアへ乗り込む。喜田は「また進化するマリノスになっていける。強い覚悟を持ってやっていかないといけない」と言葉に力を込めた。