【現役ドラフト】日本ハムの注目選手は? 捕手のリスト入りもあり得るか
清水がリスト入りしたら、各球団から引くて数多だろう(C)CoCoKARAnext
プロ野球の現役ドラフトが12月8日に行われる。昨年このシステムで移籍した大竹耕太郎(ソフトバンク→阪神)、細川成也(DeNA→中日)のように、環境を変えて飛躍する選手は現れるだろうか。今回は日本ハムの注目選手を挙げていきたい。
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まず前提として、現役ドラフトは年俸5000万円以上の選手、外国人選手、FA権取得者などは選出の対象外となっている。日本ハムの場合、大ベテラン・宮西尚生やFA権を行使して残留した加藤貴之などはリストに入らない。また、昨オフ〜今季途中にトレード加入した江越大賀、郡司裕也らも対象外だ。
注目は捕手のリスト入りがあるかどうか。清水優心はその筆頭候補になるだろう。清水は高卒3年目の2017年以降、主戦捕手の一人として奮闘するも、新庄政権下では2年間とも30試合程度の出場に留まっている。強肩強打への定評と、何より主戦捕手としてシーズンを戦った経験は他に代え難い。リスト入りしたら、各球団から引くて数多だろう。
また、古川裕大のリスト入りもあるかもしれない。大卒3年目の今季は17試合出場と昨季の半分程度に収まり、自慢の打撃でも打率1割台に終わった。ドラフトでは大学(上武大)の後輩・進藤勇也が指名されており、チームが同門出身の捕手を抱えない選択をしてもおかしくはない。
内野手では石井一成が候補に挙がってくるか。石井は昨季まで2年連続で100試合出場を果たすも、今季はケガもありキャリアワーストの36試合出場に留まった。本職である遊撃も上川畑大悟や奈良間大己の台頭で、1試合も守れず。まだ29歳と老け込む歳ではなく、環境を変えれば活躍の場はあるはずだ。
外野手で候補に挙がるのは今川優馬、淺間大基。今川は強打で鳴らす右打者だが、3年目の今季は打率.197、本塁打ゼロと振るわず。地元・北海道出身で大のファイターズファンとしても知られるが、シビアな判断が下される可能性もなくはない。浅間は高い野球センスが光る左打者で、2021年の128試合を頂点に出場機会が右肩下がりになっている。ここ数年はケガに泣くシーズンが続いているのもあるが、環境の変化で再ブレークを狙うのも悪くない。
投手は5年目右腕の生田目翼、高卒6年目の北浦竜次あたりが挙がるだろうか。生田目は今季、救援で5試合に登板。防御率2.16と好成績を残し、秋季キャンプの紅白戦でも好投。指揮官からMVPに指名されている。北浦はリリーフ型の左腕で、今季はキャリアハイの12試合に登板。11回2/3を投げて11奪三振と、高い三振奪取力を誇る。
果たして、本番で選ばれるのは誰なのか。結果を待ちたい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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