第2回現役ドラフト考察 高木豊氏が注目した「大竹のような活躍ができる投手」「1番当たりの球団」とは

2023年12月9日(土)12時40分 ココカラネクスト

高木豊氏

 第2回現役ドラフトが12月8日に開催された。同制度は出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する目的に行われたもので、結果は以下の通りとなった。

 阪神・漆原大晟投手(オリックス)、広島・内間拓馬投手(楽天)、DeNA・佐々木千隼投手(ロッテ)、巨人・馬場皐輔投手(阪神)ヤクルト・北村拓己内野手(巨人)、中日・梅野雄吾投手(ヤクルト)、オリックス・鈴木博志投手(中日)、ロッテ・愛斗外野手(西武)、ソフトバンク・長谷川威展投手(日本ハム)、楽天・桜井周斗投手(DeNA)、西武・中村祐太投手(広島)、日本ハム・水谷瞬外野手(ソフトバンク)。

【動画】現役ドラフト12選手が決定!!「1番の当たりは…この選手!」第2の大竹・細川になるのは誰だ!?高木豊の見解を語ります!!

 また今回の注目はドラフト1位選手が3人含まれていたことにもある。阪神の馬場皐輔投手(2017年度ドラフト1位)、中日の鈴木博志投手(2017年度ドラフト1位)、ロッテの佐々木千隼投手(2016年度ドラフト1位)と3選手がリストアップ。

 第2回の現役ドラフトの内容に関しては球界内から様々な考察の声が上がっている。現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチも務めた野球解説者の高木豊氏はドラフト当日の8日に自身のYouTubeチャンネルを「【速報】現役ドラフト12選手が決定!!『1番の当たりは…この選手!』第2の大竹・細川になるのは誰だ!」のタイトルで更新。

 まず、ドラフト1位選手が3人含まれたという今回の現役ドラフトに関しては「ドラフト1位になっているわけだから、その魅力を(他球団が)感じられて、早いうちに指名できる」というメリットがあるなど、各球団の思惑を感じたとした。

 さらに「ドラフト1位で入団したけれど、うちでは芽が出なかったけど、他球団で頑張ってくれと愛情を感じられる」と放出した側の気持ちも感じられるドラフトになったと話した。

 そして12球団の指名選手に触れる中で、特に高く評価したのは巨人が指名した馬場だった。この指名に関しては「いやー、巨人がついてるな」とコメント。続けて、先発、中継ぎと役割は違えども「大竹みたいな活躍の匂いがする投手」という表現で、移籍で活躍が見込まれるとした。

 昨年の現役ドラフト指名選手の中では、ソフトバンクから阪神に移籍した大竹耕太郎投手が12勝をあげ、新天地で大きく花を咲かせたとあって、第2の大竹のようなチームに欠かせない存在になると期待した。

 巨人は今季もリーグワーストの救援防御率とブルペン補強が大きな課題となっている。その点、馬場は150キロ超の直球、スプリット、カットボールを操り、阪神でも中継ぎとして一時勝利の方程式の一角を務めるなど、実績もある。

 この点については高木氏も「三振も多く取れるピッチャー」「7、8とか1イニング任せられる」として、「12球団あって、巨人が1番当たりだな」と補強ポイントに合致した有効な現役ドラフトになったという見解を示した。

 ほかにもかつて5球団競合の末にロッテに1位入団、このたびDeNAに移籍することが決まった佐々木千隼投手については、かつて対談したこともあるとして、人柄に太鼓判を押した上で、リーダーシップをチームで発揮することを期待する場面もあった。

 今回も様々なドラマが生まれた現役ドラフト。高木氏も新天地でのそれぞれの選手の活躍を願っていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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