【独自】プロ野球巨人・オコエ瑠偉選手(27)と増田大輝選手(31)を書類送検 オンラインカジノで賭博の疑い「グレーだと思っていた」
2025年5月8日(木)8時29分 TBS NEWS DIG
オンラインカジノで賭博をしたとして、プロ野球巨人のオコエ瑠偉選手(27)ら2人が書類送検された事件で、オコエ選手が警視庁の任意の調べに対し「グレーだと思っていた」と話していることがわかりました。
関係者によりますと、単純賭博の疑いで書類送検されたのは、プロ野球巨人の▼オコエ瑠偉選手(27)、▼増田大輝選手(31)の2人です。
オコエ選手は2022年7月とおととし5月の2回、増田選手は去年10月〜11月の間、海外で運営されているオンラインカジノサイトにスマートフォンなどでアクセスし、賭博をした疑いがもたれています。
2人はオンラインカジノサイト「ワンダーカジノ」や「コニベット」で、「ブラックジャック」や「バカラ賭博」などを行っていたということです。
オコエ選手は700万円ほど賭けて収支はおよそマイナス450万円、増田選手は300万ほど賭けて収支はおよそマイナス230万円だったとみられています。
プロ野球ファン
「プロ野球選手としては、やっぱりそういうニュースを聞くとちょっと残念」
「信頼される仕事ですから。法に則って真面目に仕事していただくのが一番いいと思う」
その後の関係者への取材で、警視庁の任意の調べに対しオコエ選手は「オンラインカジノはグレーだと思っていた」、増田選手は「ギャンブルが好きで知人から教えてもらった」などと話し、容疑を認めているということです。
警視庁に球団から相談があり事件が発覚していて、警視庁は今年に入り、2人から任意で事情聴取をしていたということです。
読売巨人軍は「2名は『開幕前に自らの過ちを正しておきたかった』と述べ、オンラインカジノの違法性を認識しないまま興味本位で利用していたことを深く後悔している」とコメントしています。
プロ野球のオンラインカジノをめぐっては先月、オリックスの山岡泰輔投手(29)がオンラインカジノで賭博をしたとして書類送検されましたが不起訴処分となっています。
また、今年2月、NPB=日本野球機構は各球団に対して、選手やスタッフなどの球団関係者にオンラインカジノを利用したことがあれば自主的に名乗り出るよう呼びかけていて、今年3月、利用が判明した8球団16人に、各球団が総額1020万円の制裁金を科すと発表していました。
オンラインカジノはたとえ賭け金が少額で、海外では合法的に運営されていても違法性に「グレーゾーン」はなく、日本国内からアクセスし賭博をすることは禁止されていますが、国内での年間の賭け金が推計で1兆2000億円以上にのぼるなど社会問題となっています。
警視庁は今年4月、『M-1グランプリ』ファイナリストのお笑いコンビ「ダイタク」の吉本大メンバーら吉本興業所属のタレント6人を書類送検しています。