高木豊氏、巨人・外野強化に早くも「トレード」提言 「日本ハム、ロッテにいい選手がいる」元首位打者も候補に
2025年4月15日(火)17時39分 J-CASTニュース
プロ野球DeNAの元ヘッドコーチで野球解説者の高豊氏が2025年4月14日にユーチューブを更新し、巨人にトレード案を提言した。
「巨人・小林は、もうキャッチャーとして出場はないと思う」
巨人は11日からの広島戦で3連敗を喫し、借金「1」でリーグ5位に後退した。
取り巻くチーム事情は厳しく、右足負傷で戦線離脱している丸佳浩外野手(36)に加え、12日の広島戦で左親指を痛めたトレイ・キャベッジ外野手(27)が15日、出場選手登録を抹消された。
このような背景を踏まえ、高木氏は外野強化に向けたトレード案を提言した。
「トレードをするなら、ロッテの外野手、日本ハムの外野手。これはいい選手がいる」と切り出し、ロッテとの交換トレードを想定した上で、トレード要員として小林誠司捕手(35)の名を挙げた。
「小林は、もうキャッチャーとして(出場は)ないと思う。岸田(行倫)と大城(卓三)がいれば、甲斐(拓也)が全試合(マスクを)かぶるよ。ロッテには、(捕手が)佐藤(都志也)と寺地(隆成)がいるが、彼らを教育するのに小林は適任だと思う。小林は技術的に持っているから。『修行で行ってこい』と。コーチで(巨人に)帰ってくればいいし。そういうことで出してもいい」
ロッテのトレード要員に関しては、こう予想した。
「『松本剛をくれないか』と。可能性はなくはないと思う」
「高部(瑛斗)と藤原(恭大)はキャラがかぶっている。でも(球団としては)使いたい。そして岡(大海)がいる。荻野(貴司)がいる。角中(勝也)がいる。西川(史礁)がいる。山本(大斗)がいる。山口(航輝)というのがいる。山口だったら出せる。ただ、山口は出せるが巨人がイエスと言うか」
そして、日本ハムとのトレードの可能性にも言及した。
「(日本ハムは)万波(中正)は必要。足で五十幡(亮汰)を使いたい。矢澤(宏太)はこれらからの選手。水谷(瞬)。吉田(賢吾)は外野に行った。そこで『松本剛をくれないか』と。可能性はなくはないと思う」
22年にパ・リーグの首位打者タイトルを獲得した松本剛外野手(31)の名を挙げ、さらに今川優馬外野手(28)を候補に追加した。
「(今川の)守備は悪くない。打つ方にプレッシャーがかかっているだけ。可能性はある。(巨人が)右(打者)がほしいなら今川が適任。日本ハムでは(試合に)出られないが使ってみたい選手。パンチ力もあるし。チームの雰囲気を変えてくれる。チャンスがあるのだったら可能性を見出してほしい」
現在セ・リーグは、首位から最下位までのゲーム差が、わずか2.5ゲームと混戦状態にある。果たして、高木氏が提言するようなトレードは実現するのか。阿部慎之助監督(46)の今後の動向に注目が集まる。