「勇気を持たないと。セーフになるんだという気概、気骨が欲しい」高木豊氏が指摘する巨人選手の走塁

2025年5月4日(日)5時10分 スポーツ報知

6回、バントで進塁できなかった萩尾(カメラ・清水 武)

◆JERA セ・リーグ DeNA1ー0巨人(3日・横浜)

 萩尾は、正しい判断をしてくれないと困るね。バントが小フライになった時、走者は飛び出さないということがチームとして徹底されているんだと思う。それでも、三塁へ行くんだという勇気を持たないと。仮に間一髪のタイミングでも、セーフになるんだという気概、気骨が欲しい。

 結果としては、セカンドに走者が残った。でも僕がヘッドコーチなら、あの走塁を見た瞬間に「もう代えましょう」と言ってますよ。もっと積極的にならないと。首脳陣は、「若手は失敗するもの」という考えで使っている。9割はプラス思考にしないとね。今がチャンスなんだから。

 せっかくいいアイデアで、相手失策を誘って出塁して。三塁まで行ったら、バウアーはイライラする。それで点を取られたら、もっとイライラした。試合を優位に進められたはずなんだ。

 ただ、チームとしてバウアーを意識しすぎたということもあるかな。ナックルカーブを含めた配球面のデータもあって、走ろうという気持ちがあったのだろう。それでも攻略できないということに対して、全体的にストレスがかかっていたように見えた。(スポーツ報知評論家・高木 豊)

スポーツ報知

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