菅野先輩に続け!巨人、勝負の9連戦、レジェンドOB快投にも勇気づけられるか 飛躍期待の「左のミスターK」
2025年4月29日(火)12時39分 ココカラネクスト

阿部監督も井上の伸びしろに期待している(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext
巨人は勝負のGW9連戦を29日の広島戦(東京ドーム)からスタートさせる。
前回、広島には相手本拠地で屈辱の3連敗を喫した。本拠地でやり返せるかも注目となる。
【動画】この快投!菅野はヤンキース打線に宝刀スプリットで空振りを奪っていく
またチームにとっても勇気づけられたのは、この日、日本時間の早朝から行われたオリオールズ・ヤンキース戦の内容にもあった。
オリオールズ先発は昨年までチームのエースを務めていた菅野智之。強豪ヤンキースとの初対決の内容が注目されたが、5回8奪三振無失点としっかり試合を作り、3勝目をマークした。
菅野本人も楽しみにしていたという最強打者、アーロン・ジャッジには第1、2打席ではヒットを許しながら、5回の第3打席では宝刀スプリットで空振り三振を奪った。
走者を背負いながらも打者に向き合い、粘り強く投げ、強豪ヤンキース打線から三振を奪っていくシーンは日米のファンからも感動を呼んでいる。
また、昨年まで投手陣の柱として長くチームを支えてきた菅野は海を渡ってからも多くの若手投手と連絡を取り合い、励ましのメッセージを送っているとされる。先輩の力投に呼応するかのようなピッチングを見せられるか。
その意味で期待が高まっているのは9連戦の先陣を切る、井上温大にもある。
前回22日の中日戦(東京ドーム)は8回1失点、自己最多の14奪三振とすべての球種をしっかり操り、圧巻の三振ショーをくり広げた。
試合後の阿部慎之助監督も井上のピッチングには「完ぺきだったんじゃないですか」と高く評価した。
今季がプロ6年目、侍ジャパンにも選出されるなど、チームに長く不在だった、左の本格派に向けて着々と歩みを進めている。まずは大事9連戦初戦でチームを勢いづける快投を期待したいところだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]