アルファタウリ・ホンダF1のガスリー、自身の成長を実感「今ならフェルスタッペンに挑める」
アルファタウリ・ホンダF1チームのピエール・ガスリーは、レッドブル・ホンダで走った2019年前半に比べると自分は大きく進歩したとして、今なら同じクルマに乗ればマックス・フェルスタッペンにチャレンジできると語った。
ガスリーは2019年、トロロッソ(現アルファタウリ)からレッドブルに昇格したが、チームメイトのフェルスタッペンとのギャップを縮めることができず、半年でトロロッソに戻された。
深く失望したガスリーだが、トロロッソにおいて実力を発揮、第20戦ブラジルGPで2位に入り、F1キャリアで初の表彰台を獲得した。2020年シーズンにもアルファタウリで優れたパフォーマンスを見せ、第8戦イタリアでついに初優勝を果たした。
ガスリーはこの1年で自分はドライバーとして大きく成長したとして、今レッドブルに行けばフェルスタッペンと張り合うことができると示唆した。
「同じマシンに乗ればチャンスはあると思う」とガスリーは『Auto Motor und Sport』のインタビューにおいて語った。
「そんなに単純な状況ではないけれど、僕は自分にスキルがあることを知っている」
「今年のように適切なマシンに乗れば、とてもいい仕事ができる。それを証明した。これからも全力を尽くしてチャンスをつかみたい」
「今年はかなり向上した。客観的に見ても、ドライバーとして成長したと思う。安定感が増し、経験も積んだ。2021年、2022年と、さらによくなっていくだろう」
今年、経験を積んだことで大きな成長を遂げることができたとガスリーは考えている。
「F1では経験がものをいう。僕はチームとよりうまく連携して働く方法を学んだ。周囲の人たちからより多くのものを引き出す方法を知ったんだ」
「レースウイークエンドに向けての準備、週末に起こり得る小さな問題への対処の仕方において改善した」
「もちろん、さらに改善する余地があるエリアはまだたくさんある。でもそれは7度タイトルを獲得したドライバーであっても同じことだ。ルイス(・ハミルトン)と話していると、彼でさえまだ改善の余地があると考えていることが分かる」
「そんな風にしてやっていくのが僕らの人生だ。他のドライバーよりもうまくやるために努力し、細部に取り組むことで、向上する」
「僕のF1での目標はワールドチャンピオンになることだ。そのために努力している」
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