清原和博氏「自分とかぶって見えた」中田翔とのホットライン明かす 経験者しか分からない巨人軍4番の重責
清原氏は第64代の4番を務めた(C)Getty Images
重責を担った者にしか分からない苦労が、言葉の端々から伝わってきました。
NPB史上5位の通算525本塁打を誇る野球評論家の清原和博さんが12月12日、TOKAI RADIOの特別番組「Dra fes 4DAYS」の初日となる「Dragons Cross」に出演。中日・立浪和義監督のPL学園時代のチームメートで元横浜投手の野村弘樹さん、中日・大西崇之コーチと熱のこもったトークを披露する中で、今オフに巨人から中日へ移籍した中田翔内野手へ言及したのです。
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「中田翔の加入は、ドラゴンズにとって大きいですね。やっぱり彼も、ジャイアンツで悩んだりしましたが、今は安定していろんなバッティングができますから。バッターとしては、計算できますよね」
そうエールを送った後、清原さんは中田選手とLINEでやりとりする間柄であることを明かし、「ジャイアンツで苦しんでいる時、自分とかぶって見えたんです。俺はこういうふうにして失敗したから、『もっと楽に』とね」と秘蔵エピソードを告白しました。
スポーツ紙のデスクは言います。
「時代は変わったと言えど、巨人の4番は球界にとって聖域です。『第何代4番打者』と呼ばれるのは12球団で巨人くらい。特に『外様』が座る場合、結果を残さなくてはならないプレッシャーは人一倍でしょう。天才だった清原さんも巨人移籍後、その重圧に苦しみ続けた。そんな経験からシーズン中、中田選手にアドバイスを送っていたとは、胸を打つ話だと思います」
この時期の清原さんの同番組への出演は、もはや恒例行事。現役中は中日のユニホームを着ることがなかった清原さんですが、「指導者になるとすれば中日」との声は根強いのも事実です。
「立浪監督がPL学園に入学したとき、3年生で超高校級の強打者だったのが清原さん。PLの先輩・後輩の結びつきは濃く、強いため、今でも立浪さんは清原さんへのリスペクトを欠かしません。今年の9月20日には一部のスポーツ紙が、清原さんの中日ヘッドコーチ急浮上を報じて、中日の加藤球団代表が打ち消す一幕もありました。火のないところに煙は立たないがこの世界の常識。球団内に待望論があるのは事実とみられます」
心機一転、名古屋の地で再起を目指す中田選手を、清原さんが激励に訪れる−。来春のキャンプではそんな「新旧番長、夢の共演」が見られるかもしれません。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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