英語4技能に対応した授業の実施率は45%、スピーキングに課題
リセマム2018年1月22日(月)10時45分
デジタル・ナレッジが運営するeラーニング戦略研究所が、小・中・高校、塾・予備校の英語教育に関わる教員・講師を対象に実施したアンケートによると、英語4技能すべてに対応した授業を実施している学校は45%であることが明らかになった。
調査は、英語4技能教育の現状と課題、英語教育におけるAI活用に関する教員の意識を調査することが目的。全国の小・中・高校、塾・予備校で英語教育に関わっている教員・講師100名を対象に実施した。調査期間は2017年11月1日~6日。
英語4技能すべてに対応した授業を「すでに実施している」学校は全体の45%。公立中学校は「すでに実施している」が100%と英語4技能に対応した取り組みが進んでいた。一方で、公立高校は57.1%、受験対策塾・予備校は41.9%、受験対策ではない塾は52.4%、私立高校では「実施予定だが時期未定」が100%と、高校や塾・予備校での4技能対策はあまり進んでいなかった。
教員がもっとも力を入れたい分野は「スピーキング」が最多。しかし、実際に行われている授業・講座は、「リーディング」80%、「ライティング」79%、「リスニング」「語彙力(単語)」各74%の順に多く、「スピーキング」は59%であった。
学校別に「スピーキング」の授業・講座の実施率を見ると、公立小学校と公立中学校は各100%、公立高校57.1%、私立高校50%、受験対策塾・予備校44.2%、受験対策ではない塾52.4%と、高校や塾・予備校でのスピーキング対策が弱いことがわかった。eラーニング戦略研究所は、「こうした傾向は現行の大学入試の影響が考えられる」としている。
2020年の大学入試改革に向けた英語4技能対策の課題として、「教員のスキル不足」74%がもっとも多く、「適切な教材・コンテンツ不足」49%、「学習時間が少ない」37%、「教員の人員不足」36%、「学習者の意欲が低い」30%が続いた。
スピーキング対策として期待できる方法は、「対人の英会話トレーニング」73%がもっとも多く、ついで「リスニング」69%、「シャドーイング」43%、「オンライン英会話」19%、「AIによるトレーニング」11%だった。
現在、AIをはじめとした最新技術の教育活用が注目されているが、どのようなものがあれば教員・学習者とも実りある学びが実現できそうかを聞いたところ、「ICT環境の充実・英会話に特化したAI」21%、「進化した教材」18%、「英語を使う機会を増やす」14%であった。「ICT環境の充実・英会話に特化したAI」では、「フリートークができるデバイス(50代受験対策塾・予備校講師)」や、「ICT環境が整いタブレットなどが自由に使え、海外と結んで英会話などの学習ができる(50代公立高校教員)」などの意見があがった。
調査は、英語4技能教育の現状と課題、英語教育におけるAI活用に関する教員の意識を調査することが目的。全国の小・中・高校、塾・予備校で英語教育に関わっている教員・講師100名を対象に実施した。調査期間は2017年11月1日~6日。
英語4技能すべてに対応した授業を「すでに実施している」学校は全体の45%。公立中学校は「すでに実施している」が100%と英語4技能に対応した取り組みが進んでいた。一方で、公立高校は57.1%、受験対策塾・予備校は41.9%、受験対策ではない塾は52.4%、私立高校では「実施予定だが時期未定」が100%と、高校や塾・予備校での4技能対策はあまり進んでいなかった。
教員がもっとも力を入れたい分野は「スピーキング」が最多。しかし、実際に行われている授業・講座は、「リーディング」80%、「ライティング」79%、「リスニング」「語彙力(単語)」各74%の順に多く、「スピーキング」は59%であった。
学校別に「スピーキング」の授業・講座の実施率を見ると、公立小学校と公立中学校は各100%、公立高校57.1%、私立高校50%、受験対策塾・予備校44.2%、受験対策ではない塾52.4%と、高校や塾・予備校でのスピーキング対策が弱いことがわかった。eラーニング戦略研究所は、「こうした傾向は現行の大学入試の影響が考えられる」としている。
2020年の大学入試改革に向けた英語4技能対策の課題として、「教員のスキル不足」74%がもっとも多く、「適切な教材・コンテンツ不足」49%、「学習時間が少ない」37%、「教員の人員不足」36%、「学習者の意欲が低い」30%が続いた。
スピーキング対策として期待できる方法は、「対人の英会話トレーニング」73%がもっとも多く、ついで「リスニング」69%、「シャドーイング」43%、「オンライン英会話」19%、「AIによるトレーニング」11%だった。
現在、AIをはじめとした最新技術の教育活用が注目されているが、どのようなものがあれば教員・学習者とも実りある学びが実現できそうかを聞いたところ、「ICT環境の充実・英会話に特化したAI」21%、「進化した教材」18%、「英語を使う機会を増やす」14%であった。「ICT環境の充実・英会話に特化したAI」では、「フリートークができるデバイス(50代受験対策塾・予備校講師)」や、「ICT環境が整いタブレットなどが自由に使え、海外と結んで英会話などの学習ができる(50代公立高校教員)」などの意見があがった。
Copyright (c) 2018 IID, Inc. All rights reserved.
「英語」をもっと詳しく
「英語」のニュース
-
シリーズ累計80万部突破! 語彙を絞ってやさしく始められる『改訂版 究極の英語リスニング』シリーズ4冊、発売5月23日10時46分
-
TOEFL iBT(R)/IELTS(TM) 英英授業で攻略する!グローバル英語検定対策コースモニター生募集のお知らせ 【個別指導塾YES/YESオンラインスクール】5月23日10時16分
-
今夜は「満月」 5月の満月は「フラワームーン」 各地の今夜の天気は?5月23日6時40分
-
中国語例文のピンインを覚えられるコンテンツをリリース5月22日17時16分
-
どんなレベルからでも始められる、英語読書のすすめ『中学英語でもっと読みたくなる洋書の世界』発売!5月22日11時46分
-
「英語でたのしそー」大谷翔平と女子バスケ選手、会話の様子が話題 「日常会話では通訳要らなくなりましたね」5月22日11時36分
-
大谷翔平、流暢な英語で妻・真美子さんの“メッセージ”伝える 美女アスリートは大興奮、ファンも驚き「ペラペラやん!かっこいいやん!」5月22日11時32分
-
英語教育機関誌『ELEC BULLETIN』『英語展望』をデジタル化し、無料公開スタート5月22日11時16分
-
【横浜創英中学校】英語プログラミングの「Wonder Code」「CodeCombat」が導入!5月22日10時46分
-
2024年6月にアクティメソッド浜松高丘校が新規開校します!5月22日10時46分