3~5月に巨大地震が東京を襲う? 東日本大震災を予測したロシア地震学者が警告!
――予言・ 滅亡研究家の白神じゅりこが古今東西の予言者の言葉を独自に解釈、不確実・不確定な未来を生き抜く知恵を授ける連載。地震や台風などあらゆる自然災害、紛争・戦争などの人災の発生、 重要人物の急死あるいは復活、政治的スキャンダル、 歴史的大事件などを科学的・経験的な予測を超越した“予言” を通して眺めていく。
東日本大震災から12年が経った。もう2度とあのような悲劇は起こって欲しくないが、地震大国に住むわれわれは常に危険にさらされている。
だが、もし地震の発生を事前に予測することができれば、被害を最小限に抑えることはできるだろう。
ロシア科学アカデミーのアレクセイ・リュブシン氏は、日本の独立法人防災科学技術研究所が公開している低周波微動データを利用し、東日本大震災の発生を3年前に予測したといわれている研究者だ。
そんなリュブシン氏が「今後3カ月間で、日本南部の沿岸で巨大地震が発生し、東京を大津波が襲う」と、警告していることがネット上で話題となっている。
今年3月~5月、日本南部で巨大地震、東京に大津波が発生か
リュブシン氏は、ロシア紙「ガゼータ・ルー」(2023年3月1日付)の取材に対し、日本で巨大地震が起こる可能性について次のように語った。
「日本は危険な状態にある。2023年3月から5月までの3カ月以内に、日本南部の海域で非常に強い地震が発生する可能性があります。この地震で発生した津波は東京付近を襲い、多くの犠牲者を出すことでしょう」(リュブシン氏)
リュブシン氏の地震予測は、日本全国78カ所にある地震観測所が公表している振動(地震ノイズ)記録がもとになっている。
「1日の長さは変わります。地球の自転速度は遅くなったり、速くなったりするからです。私は1日の長さというこの地球物理学的パラメータと地震ノイズの相関関係を調べました。1日の長さに対する地震ノイズの相関関係は地震エネルギーの放出に関係していて、相関関係の最初の変化から430日後に地震エネルギーの爆発があります。これが今年の3月です」(同)
リュブシン氏によると、日本で地震が発生すれば非常に強いものとなり、千島列島とカムチャッカ半島に影響を与える可能性があるという。
国内観測史上最大となったM9.0の東日本大震災は「想定外」の巨大地震であったが、リュブシン氏が予測するようなさらなる巨大地震の発生を否定することはできない。
残念ながら、地震大国である日本に住んでいる限り、大地震の不安から逃れることはできない。その被害を少しでも減らすためには、日頃から防災意識を持ち、日々現れるさまざまな巨大地震のサインに注意を払うしかない。
参考:「Sputnik」「ガゼータ・ルー」ほか
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