欧州の都市伝説「動物売春宿」は存在するのか? 元獣姦合法国ドイツと獣姦売春による死亡例を紹介=亜留間次郎
【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】
欧州で定期的に出てくる都市伝説に動物売春宿(Tierbordelle)があります。無理やりカタカナ表記するなら「ティアボーデル」と読みます。ドイツ語の他、デンマーク語やオランダ語まで含めた広義のゲルマン語圏で獣姦趣味の顧客を相手にする動物売春宿です。
これに関して、最近こんな話がありました。
2008年にオーストリアでスザンヌ・ヴィンター議員がイスラム教徒の移民がオーストリア人をレイプしないように公園にヤギを集めた動物売春宿を作ろうと発言して炎上しました。その後、ヘイトスピーチ罪で有罪判決を受けています。この場合は被差別民専用の人間以下のケダモノの売春宿という意味で使われていました。
2021年にもデンマークに動物愛護家のための売春宿がオープンしたニュースが流れましたがフェィクニュースでした。
他にも、スイスの山奥にあるとか、セルビアまで行けばできるとか好き放題に言われています。
欧州諸国では中世時代から旧約聖書のレビ記20章の15に基づいて獣姦は犯罪ですが、ドイツでは1969年から2013年まで獣姦が合法でした。
これはドイツ刑法175条の法律改正で獣姦に関するセキュリティホールが出来てしまったためです。日本も、長野県が淫行条例を作らなかったせいで、援助交際するために長野県に遠征してくる人がいたのと同じ話です。
男がもし、獣と寝るならば彼は必ず殺されなければならない。あなたがたはまた、その獣を殺さなければならない。(レビ記20章の15)
ドイツの歴史
歴史を遡るとドイツ第二帝国時代から獣姦は違法でした。
同性愛と獣姦を禁じるドイツ刑法175条は1871年にドイツ帝国が出来た年から存在している古い法律で第一次世界大戦が始まる直前の1913年まで変わっていません。
1913年の改訂でヘルマン・ゲーベル判事が書いた「ドイツ帝国の刑法と導入法の簡潔な説明」という本の中で性器が挿入されなければ刑法175条違反にならないと解釈して「女性が犬に自分の性器をなめさせるのは犯罪ではない」と書いてしまったせいで、ドイツ帝国ではバター犬が合法になりました。
同時代にオーストリアの退廃芸術家フランツ・フォン・バイロスはバター犬が裸の女性の股間を舐める絵を描いています。
正確な作成年は不明な絵ですが、時期的にはバター犬が違法ではないとする法解釈が出たのと同じ時期ぐらいなので、当時の社会通念として獣姦はダメでもバター犬はアリだったのかもしれません。
1935年になるとナチス政権が法律を修正して、同性愛は175条のaに獣姦は175条のbに分離されました。旧約聖書のレビ記20章の13と15がそのまま法律の条文になった感じです。
同性愛と獣姦がaとbに分離していたのは法廷の刑量が獣姦なら軽かったからではないかといわれています。同じ犯罪のように見えて、実際には絶滅収容所送りと軽い犯罪者ぐらい扱いが違ったみたいです。
建前上は10年以下の懲役ですが、同性愛者はユダヤ人と同じ絶滅収容所送りだったので戦争が終わったときには60%の人が死んでいました。絶滅収容所の中では同性愛者である識別に、ピンク色の三角形のマークを付けられていました。
戦後、同性愛者が解放されたのかといえば、されていません。やっぱり戦後も刑事犯なのでナチスの強制収容所から西ドイツの刑務所に移動しただけでした。
戦後になっても刑法175条が無効化された1969年までに有罪判決を受けた人は5万人に及びます。このあたりはドイツの闇の話です。
この法律は1949年にナチス時代の法律が廃棄されると、西ドイツ刑法175条の条文は1913年の条文に戻されました。a:同性愛とb:獣姦に分離していたのが一行の法律に戻されたわけです。
男同士、または人間が動物に対して行為を行った場合は禁固刑に処され、公民権の停止を科すことができる。
刑罰は10年以下の懲役、または酌量すべき事情がある場合は3か月以上の懲役に処す。
(1913年と1949年の刑法175条 不自然な姦淫)
しばらくすると、同性愛を認める動きが出始めて、1969年の法改正で五年以下の懲役になりましたが「裁判所は処罰を免除することができる」の一文が最後に追加されました。
つまり、起訴されて裁判にかけられても裁判官が「懲役五年、刑の執行を免除する」と言えば実質的に無罪、事実上同性愛が刑事罰の対象から外れたことで自動的に獣姦も罪に問われなくなりました。
それから、ドイツ統一後の1994年3月10日に刑法175条は削除されて欠番になりました。
こうしてドイツの獣姦罪は、実務上は1969年に、条文としては1994年3月10日に完全に法律から消えてなくなりました。
このように、ドイツで獣姦が合法化したのは、公式に認められたのではなく、刑法という国のプログラムにバグが生じたためです。
それも、第三帝国の法律はダメだから第二帝国の法律に戻したのが根本的な原因です、ナチス法のままだったら起こらなかったバグです。
ちなみにドイツ刑法175条に由来してドイツの同性愛者は「175er」と呼ばれ、5月17日は「ゲイの日(Feiertag der Schwulen)」になりました。
獣姦のポルノビデオを製造販売することはポルノ製品を規制するドイツ刑法184条で禁止されている違法行為ですが、獣姦は動物愛護法で禁止されなかったために合法で残りました。
あくまでもドイツ人が法律をいじり回しているウチにセキュリティホールが出来てしまっただけで、決して社会的に認められていたわけではありませんが、ドイツはEU加盟国の中でも珍しい獣姦が合法な国になってしまったせいで、動物売春宿があると言われるようになりました。
獣姦売春の実在
ドイツで議会が獣姦を禁止するために動いたのは2011年にアイルランドで起こった事件が影響しています。獣姦している途中で死亡した女性が発見され、犬の飼い主が裁判にかけられ、獣姦の罪で有罪になったからです。
この事件は43歳の主婦がネットで知り合った男が飼っているジャーマンシェパードと獣姦しました。
彼女は獣姦中にアレルギーによるショック死しました。犬の飼い主は慌てて救急車を呼んだけどダメでした。
女性の死はアレルギーによるショック死なので病死となり、男性に刑事責任はありません。
しかし、獣姦中の死であることが大問題になり、犬の飼い主にはアイルランドの刑法により、執行猶予付きの懲役3年が言い渡され、性犯罪者登録簿に5年間登録されることになりました。
この事件により、アイルランドには飼い犬に獣姦売春させていた人が実在したことが明確な事実として確認されてしまいました。
この事件以前の2010年にドイツではシルケ・ラウテンシュレーガー大臣が獣姦禁止を訴えていたのですが、他の議員がそんなの都市伝説でまともに取り合う話ではないと却下されています。
事件後の2012年6月25日、ドイツ国内で動物売春宿が横行しているから早急に対策を講じる必要があるとドイツ議会で訴えがあり、大きな話題になりました。
2012年9月には、新聞社とドイツ動物福祉協会が動物売春宿の実在を調査しましたが、確認されませんでした。
本当にいなかったのか、ドイツ人らしい綺麗事の建前でいなかったことにしたのか謎ですが、本格的に獣姦を犯罪にする法整備が進みました。2012年12月にドイツ連邦議会は動物福祉法の改正を可決して、獣姦と獣姦売春宿を性犯罪にする法律が2013年7月13日から施行されました。
現在の獣姦は動物虐待であると同時に性犯罪でもあるので、性犯罪者の名簿にも載ります。
獣姦売春が確認されたのは一件だけです。
獣姦のリスク
獣姦でアナフィラキシーを起こした症例がないのか調べてみたら1973年に出ていました。
症例は死亡ではなく、1971年10月16日にアメリカのミシシッピ州南部に住んでいる妊娠20週の42歳の女性が獣姦中にアナフィラキシーで具合が悪くなって母親に付き添われて病院を受診しました。
アドレナリンを注射してすぐに回復したのですが、アレルゲンを特定しようと問い詰めてみたら飼っているジャーマンシェパードと獣姦中に起こったと白状しました。
この人、子供が居るけど夫は居なかったそうです。
2011年にアイルランドで起こった事例と同じで、なぜか犬は二例ともジャーマン・シェパード・ドッグでした。
この女性は5カ月前の1971年5月と10カ月前の1971年1月にも獣姦していたことが判明したのですが、その時は何もありませんでした。
この人は大学病院に送られ精神科医にもかけられて、知能は平均的で異常はなく、精神医学的に神経症や精神疾患もなかったそうです。
アレルギー検査の結果は希釈した犬の精液に対して陽性でした。
この女性は獣姦を繰り返しているうちに犬の精液アレルギーになって、犬とセックスするとアナフィラキシーショックを起こす体質になっていたのです。
この症例から推測すると、2011年にアイルランドで死んだ女性は定期的に獣姦していた可能性が考えられます。
皆さんも獣姦にはアナフィラキシーショックのリスクがあることを覚えておいてください。心配ならエピペン(アナフィラキシー補助治療剤)を用意しておきましょう。
新たな獣姦合法の国
2023年4月18日、スペインで獣姦売春を犯罪とするスペイン刑法第337条が削除されました。
つい最近の出来事なのでまだわかりませんが、スペインには本当に獣姦専門の動物売春宿が出来るのでしょうか?
獣姦が合法の国はドイツからスペインに移ったようです。
参考:「WIENER ZEITUNG」「EU VS DISINFO」「Huffington Post」「Das Strafgesetzbuch für das Deutsche Reich nebst dem Einführungsgesetz in kurzen Erläuterungen(C. L. Hirschfeld, Leipzig)」「BESTIALITY, WITH SENSITIZATION AND ANAPHYLACTIC REACTION」「The Post Millenial」「スペイン刑法第337条(2023年4月18日削除)」
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