北海道大学の学生たちが関西弁を習うそのワケは?
Jタウンネット2017年8月26日(土)8時0分
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年8月16日の放送では、北海道大学で開催されている名物授業「関西弁の講義」について紹介されました。
市内中心部にある北海道大学。そこで学生たちに関西弁を教えているのは、言語学者の山下好孝教授です。
方言の中で話す人が最も多いのは関西弁
京都出身で北海道に来て25年になる山下教授は、留学生に日本語を教えています。名物授業は、「外国語としての関西弁」。前期4か月の授業で2単位が与えられます。
授業は1年生対象で今年の生徒は25人、色々な動詞を関西弁で「否定形」「未然形」「可能形」などに置き換えて発音、「見る→見られる」「借りる→借りられる」などの「可能形」の発音が特に難しいとのこと。単位を取るための試験ではグループごとに分かれて関西弁だけでビデオを作成します。
実は関西弁は日本の方言の中で話す人が最も多く、約2000万人が話しており「コミュニケーション能力を鍛えるには関西弁が一番」だそうです。
山下教授は「人生辛い時も苦しい時もあるだろうけど、その時になんでやねん! と言ってそれを乗り越えて欲しい」と、ここで学んだ先生の講義をこれからの人生に生かして欲しいとお考えでした。
講義を受けている学生さんは皆さん終始笑顔で、関西弁の持つ力はすでに発揮されているように感じました。(ライター:けあるひの)
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