新科目「探究」中高生7割が必要性を理解…コクヨ調査
リセマム2022年9月1日(木)17時15分
コクヨは2022年8月31日、「中高生の学習方法と探究に関する調査」の結果を公表した。勉強方法の情報収集は「YouTube」が最多で「学校の先生」をやや上回った。また、新科目「探究」については、 中高生の約7割が必要性を理解していた。
調査は、コクヨの勉強アプリ「Carry Campus」ユーザーと「Campus勉強カフェ」参加者の中高生387人を対象に実施。インターネットを利用して2022年7月28日~8月8日に行った。
勉強方法の情報収集経路を聞くと、もっとも多かったのが「YouTube」(57.4%)で、「学校の先生」(56.1%)をやや上回る結果となった。3位には「Instagram」(46.0%)が入り、上位3項目中2項目にSNSプラットフォームがランクイン。スマートフォンを使いこなし、コミュニケーションツールとしてSNSに親しんできたデジタルネイティブを象徴する結果となった。
学校や塾の授業以外で、勉強をする際に利用しているデジタル学習サービス・ツールの使用頻度については、半数以上が日常的な学習で「デジタル学習ツール」を取り入れていることがわかった。中でも「ほぼ毎日」と回答した人は、3割以上ともっとも多く、「デジタル学習ツール」が中高生に広く普及していることがわかった。また、デジタル学習ツールを勉強に取り入れている中高生の7割以上が「使いこなせている(十分に使いこなせている+やや使いこなせている)」と回答し、「まったく使いこなせていない」と回答した中高生は1%以下と、学習でもデジタルツールを使いこなせているようだ。
「デジタル学習」のメリットについては、上位項目で「自分の好きな場所で勉強ができる」(64.0%)、「移動が不要」(55.2%)、「自分にあった内容(苦手な問題だけ出題される等)の勉強ができる」(50.6%)、「時間の活用ができる」(46.6%)だった。 この結果から、中高生は「デジタル学習」のメリットを理解したうえで、自身の学習に取り入れることに前向きであることが読み取れ、生活環境や周囲のペースに左右されない、自分らしい学びの実践へと役立てていると考えられる。
高校の授業では2022年度から「総合的な探究の時間」が必修化になった。必要性については、「(必要だと)思う(とてもそう思う+ややそう思う)」と回答した中高生は約7割となった。その一方で、「(必要だと)思わない(あまりそう思わない+まったくそう思わない)」と回答した割合は約2割、「わからない」の回答割合も14.5%となっていることから、中高生の一定層では「探究学習」の必要性が十分に理解されていない可能性がうかがえた。また、個人的な取組みとして「探究学習」を行っているか聞くと、2割以上の中高生が個人的に「探究学習」を行っていることがわかった。
調査は、コクヨの勉強アプリ「Carry Campus」ユーザーと「Campus勉強カフェ」参加者の中高生387人を対象に実施。インターネットを利用して2022年7月28日~8月8日に行った。
勉強方法の情報収集経路を聞くと、もっとも多かったのが「YouTube」(57.4%)で、「学校の先生」(56.1%)をやや上回る結果となった。3位には「Instagram」(46.0%)が入り、上位3項目中2項目にSNSプラットフォームがランクイン。スマートフォンを使いこなし、コミュニケーションツールとしてSNSに親しんできたデジタルネイティブを象徴する結果となった。
学校や塾の授業以外で、勉強をする際に利用しているデジタル学習サービス・ツールの使用頻度については、半数以上が日常的な学習で「デジタル学習ツール」を取り入れていることがわかった。中でも「ほぼ毎日」と回答した人は、3割以上ともっとも多く、「デジタル学習ツール」が中高生に広く普及していることがわかった。また、デジタル学習ツールを勉強に取り入れている中高生の7割以上が「使いこなせている(十分に使いこなせている+やや使いこなせている)」と回答し、「まったく使いこなせていない」と回答した中高生は1%以下と、学習でもデジタルツールを使いこなせているようだ。
「デジタル学習」のメリットについては、上位項目で「自分の好きな場所で勉強ができる」(64.0%)、「移動が不要」(55.2%)、「自分にあった内容(苦手な問題だけ出題される等)の勉強ができる」(50.6%)、「時間の活用ができる」(46.6%)だった。 この結果から、中高生は「デジタル学習」のメリットを理解したうえで、自身の学習に取り入れることに前向きであることが読み取れ、生活環境や周囲のペースに左右されない、自分らしい学びの実践へと役立てていると考えられる。
高校の授業では2022年度から「総合的な探究の時間」が必修化になった。必要性については、「(必要だと)思う(とてもそう思う+ややそう思う)」と回答した中高生は約7割となった。その一方で、「(必要だと)思わない(あまりそう思わない+まったくそう思わない)」と回答した割合は約2割、「わからない」の回答割合も14.5%となっていることから、中高生の一定層では「探究学習」の必要性が十分に理解されていない可能性がうかがえた。また、個人的な取組みとして「探究学習」を行っているか聞くと、2割以上の中高生が個人的に「探究学習」を行っていることがわかった。
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