【全国学力テスト】S-P表分析で授業改善や習熟度別学習…文科省が提供
リセマム2018年10月1日(月)15時15分
文部科学省は平成30年度から、全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果などをより活用・分析してもらおうと、教育委員会などに「学校/学級別解答状況整理表(S-P表)」を提供している。習熟度や苦手意識を把握し、きめ細かな個別指導などに役立てることができる。
S-P(エス・ピー)表とは、全国学力テストの結果を学校・学級単位で児童生徒(S:Student)と設問(P:Problem)の正答数の多い順に並べ替えた表の中にS曲線(青)とP曲線(赤)を書き入れたもの。S-P表を活用することで、平均正答率だけでは把握できない、学校・学級・学年といった集団の課題や傾向、個々の児童生徒が理解していない可能性が高い設問を見つけ出すことができるという。
文部科学省では、平成30年度から各市町村教育委員会や学校などにS-P表を提供。Webサイトからも全国学力テストの結果活用のための参考資料として、活用方法をPDF形式で公開している。
具体的な活用事例として、足立区の実践についても公開。S-P表分析を活用した補習対象者選定や授業改善プラン、学習習熟度に応じた取組み、正答率が低かった単元・領域から作成した問題で基礎学力の定着を図る「つまずき検定」など、S-P表による誤答分析をもとに低学力層を減少させた取組例を紹介している。
文部科学省によると、S-P表の活用により学校・学級の学習上の課題を明らかにし、全国学力・学習状況調査の結果などが授業改善・充実に活用しやすくなることが期待されているという。
S-P(エス・ピー)表とは、全国学力テストの結果を学校・学級単位で児童生徒(S:Student)と設問(P:Problem)の正答数の多い順に並べ替えた表の中にS曲線(青)とP曲線(赤)を書き入れたもの。S-P表を活用することで、平均正答率だけでは把握できない、学校・学級・学年といった集団の課題や傾向、個々の児童生徒が理解していない可能性が高い設問を見つけ出すことができるという。
文部科学省では、平成30年度から各市町村教育委員会や学校などにS-P表を提供。Webサイトからも全国学力テストの結果活用のための参考資料として、活用方法をPDF形式で公開している。
具体的な活用事例として、足立区の実践についても公開。S-P表分析を活用した補習対象者選定や授業改善プラン、学習習熟度に応じた取組み、正答率が低かった単元・領域から作成した問題で基礎学力の定着を図る「つまずき検定」など、S-P表による誤答分析をもとに低学力層を減少させた取組例を紹介している。
文部科学省によると、S-P表の活用により学校・学級の学習上の課題を明らかにし、全国学力・学習状況調査の結果などが授業改善・充実に活用しやすくなることが期待されているという。
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