【大学受験2025】文科省「できるだけ多くの教科・科目」の設定を…旧教育課程履修者へ

2024年4月22日(月)10時45分 リセマム

文部科学省「大学入試情報提供サイト」

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文部科学省は2024年4月17日、2025年度(令和7年度)以後の大学入学者選抜における旧教育課程履修者に対する経過措置について、可能な限り配慮するよう、各国公私立大学へあらためて依頼した。

 2025年度以後の大学入学者選抜において課す個別学力検査からは、2022年度に施行された新学習指導要領に準拠し実施される。2022年11月には、大学入試センターが大学入学共通テスト(共通テスト)の問題作成の方向性および試作問題を発表するとともに、文部科学省が旧教育課程履修者が不利にならないよう通知を発出。以降、これまで各大学において2025年度選抜の対応について随時、予告・公表が行われている。

 一方で、共通テストについて、旧教育課程履修者に一部の経過措置科目の選択を認めていないものも見受けられることから、文部科学省は今回、あらためて通知を発出。第一義的には各大学が判断するべきものではあるが、通知および2024年度大学入学者選抜実施要項において「できるだけ多くの教科・科目」の中から選択解答させることが望ましいとされている趣旨も踏まえ、2025年度入試で課す個別学力検査および共通テストの教科・科目の設定に際し、可能な限り配慮するよう依頼した。

 各大学が個別学力検査の教科・科目を定める際は、アドミッション・ポリシーに基づき、学習指導要領の趣旨も踏まえつつ、できるだけ多くの教科・科目を出題し、選択解答させるよう配慮することが望ましい。 また、共通テストで入学志願者に解答させる教科・科目を定める際についても、できるだけ多くの教科・科目を出題するよう同様の配慮を求めている。

 なお、2025年度選抜において課す個別学力検査および共通テストの教科・科目の設定等について、旧教育課程履修者に対する経過措置を認めるという判断を新たに行う場合は、2年程度前の予告・公表を行う必要はないとしたうえで、入学志願者の準備のため速やかな対応を要請した。

リセマム

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