20代男性の4人に1人、過去の災害「興味ない」 他の性別・年代抑えダントツの1位
ビッグローブは10月10日、「災害に関する意識」に関する調査結果を発表した。調査は今年8月にネット上で実施し、スマホを所有する全国の20代〜60代の男女1000人から回答を得た。
「過去に起きた災害を忘れてしまうことがあるか」を聞くと、「ある」と「時々ある」の合計が55.7%となった。最も割合が多かったのは、男性で30代(57%)、女性で50代(64%)となった。
最近恐れている災害トップ3は地震、豪雨、台風災害を忘れることについて考えていることを聞くと、最も多かったのは「危機管理として忘れてはいけない」(45.5%)。特に50代女性で57%、60代女性で59%に達した
「当事者や関係者でなければ忘れるのも仕方ない」(34.5%)、「災害や事件が多いので忘れるのも無理はない」(30.2%)という人はそれぞれ3割程度。「被災者のために忘れてはいけない」は17%だった。
20代男性に注目して見ると、災害を忘れてしまうことについて「興味がない」が25%と、同性の他年代、女性の他年代を抑え圧倒的に多かった。
災害を忘れないために行なっていることは「報道特番・特集記事などを見る」(51.8%)が最も多かった。他にも「定期的に直接的または間接的な支援活動を行なう」(9.5%)、「たまに被災地を訪れる」(5.8%)などという人もいたが、「特にない」は39.3%となった。
災害を思い出すときを聞くと「災害に関するニュースや記事を見たとき」(76.1%)が最多で、以降「新たな災害が発生したとき」(44.1%)、「災害が発生した日を迎えたとき」(35%)、「SNSで情報が流れてきたとき」(12%)と続く。中には「忘れることはない」という人も10.2%いた。
これまでに恐れていた災害を聞くと、1位は「地震」で86.1%にのぼる。2位以降「台風」(44.6%)、「豪雨」(40%)、「落雷」(23.6%)、「津波」(19.6%)と続く。最近特に恐れている災害の上位3つは「地震」(66.5%)、「豪雨」(10.9%)、「台風」(5%)となった。
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