【ダルバート行脚】精霊に見守られつつ本格ネパール料理を堪能 / “美しいライスの盛り” に目も腹も大満足! 大塚「ラーケ」
ロケットニュース242024年10月24日(木)14時30分
山手線の駅では割りと地味な印象のJR大塚駅だが、エスニック好きなら決して素通りすることはできない。大久保界隈と同じとまではいかないが、エスニック料理店や食材店がひしめき合っている。
つい最近も当連載で大塚駅北口のネパール料理店「カスタマンダップ」を紹介したが、南口も見逃せない。サウスサイドもエスニック激戦区なのだ。
・荘厳な内装と “精霊” にビックリな大塚の人気店
というわけで足を運んだのは大塚駅南口から徒歩2分のビル2階に入る「ラーケ(LAKHE)」。看板には「Lakhey」とあるがスペルは「LAKHE」でいいようだ。
店内に入って驚かされるのはその内装。窓にはネパールの文字。これは勉強になる。
店内は全体的に荘厳な空気感が漂っている。仰々しいお面と衣装がライトアップされてショーケースに展示されている。入口を入ってすぐのところにあったからちょっとビクッとしてしまった。
店員さんに聞いたところ、これはネパールに住むネワール族の信仰に登場する精霊や鬼のような存在だという。その名も「ラーケ」。
店名はここから来ているのか。ちなみに看板には「BHATTI Lakhey(バッティー・ラーケ)」とあるが、バッティーは「居酒屋」のことだという。
・ラーケに見守られながらビールを堪能
店内には至るところにラーケの顔がある。「鬼」と訳されることもあるが悪い鬼というわけではなく、日本で言う “なまはげ” みたいなポジションだとか。
個人的に店内ツアーを終えたところで生ビール(500円)を注文。ラーケに見守られながら飲むビールも美味い。
メニューをチェックしてみるとネパール料理だけではなく、北インドカレーやナンも提供している。
そして、同店のランチメニューの中でダルバートと呼ばれるのは「スペシャルセット(1300円)」と「カナセット(900円)」の2つ。
ダルバートとは、ダル(ひき割り豆のスープ)とバート(米飯)というワードの組み合わせ。ここにカレーやスパイスで味や香りづけをした野菜などのおかず(タルカリ)やピクルスのような漬物(アチャール)がついてくる。ネパール人なら毎日食べている国民食だ。
今回はカナセットで、チキン・マトン・ポーク・野菜の選べるカレーからポークをオーダーしてみた。
ちなみにネパール風やきそば、チャーハン、餃子、チキンティッカにソーセージフライにポテトフライなどが一堂に会したコンボセット(3000円)なるワンパク感全開のメニューもあった。大人数の宴会に良さそうだ。
・ライスが存在感を放つ盛りつけが美しいダルバート
運ばれてきたのは「初めまして」なビジュアルのダルバート。
ライスが川というかダムというか丘のように皿の中央に鎮座ましましており、とんでもない存在感を放っている。
内容は左上から時計回りにダルスープ、ポークカレー、ライスを挟んで右下が大豆などが入った野菜のおかず、トマトベースのピリ辛ソース、青菜炒め、発酵高菜。ライスの上にニンジンとキュウリのスライス。
タンパク質も食物繊維もしっかり摂れる充実のラインナップだ。
まずは味噌汁の如くダルスープを口に含む。スパイス感はそれほど強くはなく、優しい豆の味わいにほっこりする。塩気がやや前に出てくるのでライスとの相性も間違いないはずだ。
このダルスープをライスにかけて「ネパール式ねこまんま」を堪能する。うん、ライスが進む進む。
キュウリやニンジンのスライスはピリ辛トマトソースにディップして食べるのが最近のお気に入り。このペースト(正確にはこれもアチャール≒ピクルス)、KALDIあたりで売ってくれないかな。
・芳醇なスパイスの香りと豚肉の甘みでライスが進む
ポークカレーは見るからに豚肉がゴロゴロ入っていて食欲をそそってくる。
カレーの味はというと、カルダモンやシナモンなどのスパイスがたっぷり使われていることがわかる華やかで力強い仕上がり。
大きめにカットされた豚肉はやや噛み応えがあって野趣にあふれている。それでいて脂身が甘くてビール泥棒でありライス泥棒だ。
野菜のおかず、トマトソース、青菜炒め、発酵高菜もそれぞれがしっかりと美味しい。これらをすべてライスに重ねて食べ進めていく。
存在感を放つライスの量は見た目以上に多かった。茶碗で2杯半ほどはあったはずだ。おかわりせずとも腹パン。
ランチについてくるアイスチャイもカレーと同様ビシッとスパイスが効いている。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ラーケ(LAKHE)
住所 東京都豊島区南大塚3-47-5 小田ビル2F
営業時間 11:00〜23:00
定休日 無休
執筆:ダルバート研究家・田中ケッチャム
Photo:RocketNews24
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つい最近も当連載で大塚駅北口のネパール料理店「カスタマンダップ」を紹介したが、南口も見逃せない。サウスサイドもエスニック激戦区なのだ。
・荘厳な内装と “精霊” にビックリな大塚の人気店
というわけで足を運んだのは大塚駅南口から徒歩2分のビル2階に入る「ラーケ(LAKHE)」。看板には「Lakhey」とあるがスペルは「LAKHE」でいいようだ。
店内に入って驚かされるのはその内装。窓にはネパールの文字。これは勉強になる。
店内は全体的に荘厳な空気感が漂っている。仰々しいお面と衣装がライトアップされてショーケースに展示されている。入口を入ってすぐのところにあったからちょっとビクッとしてしまった。
店員さんに聞いたところ、これはネパールに住むネワール族の信仰に登場する精霊や鬼のような存在だという。その名も「ラーケ」。
店名はここから来ているのか。ちなみに看板には「BHATTI Lakhey(バッティー・ラーケ)」とあるが、バッティーは「居酒屋」のことだという。
・ラーケに見守られながらビールを堪能
店内には至るところにラーケの顔がある。「鬼」と訳されることもあるが悪い鬼というわけではなく、日本で言う “なまはげ” みたいなポジションだとか。
個人的に店内ツアーを終えたところで生ビール(500円)を注文。ラーケに見守られながら飲むビールも美味い。
メニューをチェックしてみるとネパール料理だけではなく、北インドカレーやナンも提供している。
そして、同店のランチメニューの中でダルバートと呼ばれるのは「スペシャルセット(1300円)」と「カナセット(900円)」の2つ。
ダルバートとは、ダル(ひき割り豆のスープ)とバート(米飯)というワードの組み合わせ。ここにカレーやスパイスで味や香りづけをした野菜などのおかず(タルカリ)やピクルスのような漬物(アチャール)がついてくる。ネパール人なら毎日食べている国民食だ。
今回はカナセットで、チキン・マトン・ポーク・野菜の選べるカレーからポークをオーダーしてみた。
ちなみにネパール風やきそば、チャーハン、餃子、チキンティッカにソーセージフライにポテトフライなどが一堂に会したコンボセット(3000円)なるワンパク感全開のメニューもあった。大人数の宴会に良さそうだ。
・ライスが存在感を放つ盛りつけが美しいダルバート
運ばれてきたのは「初めまして」なビジュアルのダルバート。
ライスが川というかダムというか丘のように皿の中央に鎮座ましましており、とんでもない存在感を放っている。
内容は左上から時計回りにダルスープ、ポークカレー、ライスを挟んで右下が大豆などが入った野菜のおかず、トマトベースのピリ辛ソース、青菜炒め、発酵高菜。ライスの上にニンジンとキュウリのスライス。
タンパク質も食物繊維もしっかり摂れる充実のラインナップだ。
まずは味噌汁の如くダルスープを口に含む。スパイス感はそれほど強くはなく、優しい豆の味わいにほっこりする。塩気がやや前に出てくるのでライスとの相性も間違いないはずだ。
このダルスープをライスにかけて「ネパール式ねこまんま」を堪能する。うん、ライスが進む進む。
キュウリやニンジンのスライスはピリ辛トマトソースにディップして食べるのが最近のお気に入り。このペースト(正確にはこれもアチャール≒ピクルス)、KALDIあたりで売ってくれないかな。
・芳醇なスパイスの香りと豚肉の甘みでライスが進む
ポークカレーは見るからに豚肉がゴロゴロ入っていて食欲をそそってくる。
カレーの味はというと、カルダモンやシナモンなどのスパイスがたっぷり使われていることがわかる華やかで力強い仕上がり。
大きめにカットされた豚肉はやや噛み応えがあって野趣にあふれている。それでいて脂身が甘くてビール泥棒でありライス泥棒だ。
野菜のおかず、トマトソース、青菜炒め、発酵高菜もそれぞれがしっかりと美味しい。これらをすべてライスに重ねて食べ進めていく。
存在感を放つライスの量は見た目以上に多かった。茶碗で2杯半ほどはあったはずだ。おかわりせずとも腹パン。
ランチについてくるアイスチャイもカレーと同様ビシッとスパイスが効いている。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ラーケ(LAKHE)
住所 東京都豊島区南大塚3-47-5 小田ビル2F
営業時間 11:00〜23:00
定休日 無休
執筆:ダルバート研究家・田中ケッチャム
Photo:RocketNews24
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